『世界の車窓から殺し屋日記4』が、おかげさまで完結しました。
多くの方にお越しいただき、♡や☆やコメントをいただきました。ありがとうございます!
こちらのプラハ旅行記も、ここらで完結としたいと思います。最後は、プラハでの観劇について。そんな高尚な趣味を持ち合わせているわけではなくて、、友人からこんなのあるよと紹介されて、おお!それは観なければっ!!とミーハー気分で行ったんです。。
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プラハに到着したその日の夜、国民劇場へ向かった。
この街には他に国立歌劇場というのもあって、ややこしい。(さらにエステート劇場、市民会館、と、オペラの演じられるホールがいくつもある)
国民劇場はヴルタヴァ川沿いにあり、照明が川に映える。当時(1881年完成)はオーストリア支配下で唯一、チェコ語でオペラを上演する劇場として作られたとのこと。
人生初のオペラ鑑賞は一人で2階の桟敷席から。チェコの2階は日本の3階に当たり、かなり高い。オペラグラスがなぜ必要とされるかよく分かった。
1ボックスは定員3人(+後ろに1人)。隣には中年のご夫婦が座られた。なかなか窮屈だ。
上から見てると、舞台の手前の半地下になったところにオケのメンバーが次々席につき、音合わせを始める。いよいよだ。
演目は『カルメン』。有名なお話だし、それに上の方に英語が字幕になって映されるので、なんとか展開にはついていける。
結論。やっぱり生はすごい!(…それだけかい!)
実は時差ボケのおかげでところどころ記憶が飛んでいるのだが(つまり寝た)、、それはともかく感動は残って、その勢いで帰国前夜、教会でのミニコンサートにも行った。
プラハは美しい建造物がそこらじゅうにあって、気分の赴くまま訪れていると、夜はここでコンサートが開かれますよ、とのチラシがちらほら目につく。同じ日に幾つもあるのでどれにしようか迷うほどで、音楽家にとっては生計の立てやすい街だと思う。
どうせなら、と私が選んだのはクレメンティヌム(11世紀創建の教会が、後に修道院になり、さらに大学が併設されたり、と拡張した複合施設)で行われるコンサート。なんといっても、クレメンティヌムのチャペルで開催、というのが魅力的だったから。
こちらは弦楽・オルガンで4人+ソプラノ歌手のミニコンサートだったが、会場がいいから十分贅沢。日本では決して味わえない感動だ。(日本なら、お寺で能を鑑賞するのが近いだろうか)
プラハに行くなら、オペラやコンサートを観に行くのはMustイベントだと思う。
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ということで、本編に続いて、ノートの旅行記も完結です。ありがとうございました!
(写真は国民劇場、開演前の様子)