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プラハ旅行記・抄

『世界の車窓から殺し屋日記4』はおかげさまで順調に連載中で、来週完結予定です(全24話)。お越しくださっている方々、ありがとうございます。

今回のチェコ・オーストリア編は、旅で見聞したことを中心に書きました。そこで、本編では触れなかったところを中心に、旅の様子をすこしご紹介。

 * * *

空港から街までは空港バスで移動。(殺し屋と違って出迎えはない)
チケット売り場を探すのにちょっと迷う。
見つけてみると其処しかないだろ、という場所だったのだが、なんだか案内所っぽかったので最初はスルーしてしまった。
チケット料金は100コルナ(約650円)。
チェコはユーロを採用していない、EU内では少数派の国だ。賛否はあるだろうが、ユーロ加入は金融政策の自由裁量権を失うことでもあるので、経済体力の弱い国なら、あり得る選択肢だと思う。

ちなみに私はその時点で1コルナももっていない。空港でも街なかでも、通貨両替はレートがやたら悪いと聞いていたので、できるだけ現地通貨は使わない方針だ。
カード決済の浸透は、こんなところでも人々に恩恵をもたらしている。

半時間ほどでプラハ市街が見えてくる。その様子は本編で書いているので割愛。

やがてバスは国鉄プラハ中央駅に到着、ここで降ろされる。
ここから地下鉄を使えばホテルのすぐ近くまで移動できるのだが、せっかくだから歩く。(何がせっかくなんだ?と思われるかもしれないが、私にとってはわりと自然な発想)

たぶんこっち!と決めた方向へ進んで5分、180度反対方向だったことに気づいて戻る。
「なんとかなるだろ」精神で無計画な行動をしてしまうのは私の欠点だとは思うが、実際たいていなんとかなっているのでたぶん直らないと思う。今回の失敗も、たかが10分のロスだし。

ひとつ誤算だったのは、路がたいてい石畳だったこと。これが安物のスーツケースの車輪には優しくない。しかも今回は、娘のスーツケースを借りているので、壊すわけにはいかない。(私のはどれもこれも、1週間の夏旅には大き過ぎた)
石畳になっているのは欧州の街ではよくあることで、ちょっと考えれば想定し得る事態だったのだ。こんなところも見通しが甘い。でもたぶん直らない。
結局ほとんど担ぐようにして汗を流しながらホテルまで歩くことになってしまった。。。

 * * *

・・・次回へ続く、かもしれません。

6件のコメント

  • わーい、プラハ旅行記ありがとうございます!(≧▽≦)♪

    そうそう、私がプラハにはまった頃は、ユーロを採用してないから欧州のなかでは安くてお得に楽しめる、って感じでした。今は円安でそれほどでもなくなっているのでしょうが。。。
    “せっかくだから歩く”、めっちゃわかります。トラムならわざわざでも乗りたいと思いますが、地下鉄はそんなに……。w 景色を眺めながら歩きたいですよね。
    でも反対方向だったんですか(^^; なんとかなるだろ精神で無計画って、なんだか意外です(笑)
    石畳、スーツケースにも優しくないですが、歩いていても足の負担が大きいですよね。靴にもよるけど。でも石畳も込みでのあの景色だしなあ、という感じがします(笑)

    ところで、一人旅だったのでしょうか。行けるときに……! とふらっと行動できるのって私には無理なことなので、ものすごく羨ましいです。うちは、息子たちはそれぞれライヴだアニメイベントだとしょっちゅうひとりで出かけていきますが、旦那は仕事以外で出かけることはないし、私は旦那を置いて家を空けることはできないので。。。(ーー; 齢をとって旦那に先立たれたらひとりで移住してやるっ。(小声)

    続き、楽しみに待っています!
  • 千弦さん、こんにちは。
    完全ノンフィクションの旅行記は、ちょっと勝手が違いますね。お気に召しましたら幸いです(^^)

    物価は日本と比べるとずいぶん高いと感じました。数年前の欧州各国と比べても、上がったなあ…と。たぶん日本の方が異常なんでしょうね。
    千弦さんも歩く派ですか。そうそう、石畳は膝に来るんですよね。でもたしかに、アスファルトの道だと風情が半減しそう。。
    プライベートでは無頓着なケセラセラですが、仕事では一応ちゃんとしてる(つもり)なんです。周りからもそう見えているはず。きっと。。
    今回は家族が興味を示さなかったので、、一人旅になりました。でも全員で行くとすごい額になるので、一人旅になってほっとしたのも事実。。
    移住が叶うといいですね。できれば旦那様とおふたりで(^^)
  • 路がたいてい石畳って凄い!
    そのイメージは画像とかで持っていましたが、想像以上に果てしなく石畳ですと、ちょっと歩いてみたくなる(笑)
    なんとかなるって、愛宕も同感です。「どうにもならない事をずっと考えててもしょうがない。受け入れて、全力。そうすれば、大抵のことは良いことになる」ってね☆
  • 愛宕さん、こんにちは。
    石畳の街を歩くって、雰囲気あっていいですよね。スーツケースを転がすには不向きですが。。
    愛宕さんはどんな状況でもなんとかされそうですね。
    受け入れて、全力で取り組めばたいてい良い方向へまわる、、私もそう思います。実はそういう人は、「良い結果になったと思いこむことができる」…ということなのかもしれませんが、それで全然OKだと思いますね。
  • 異国の知らない街を、なんとなくぷらぷらと歩く。素敵ですね!垣間見える路地の一つ一つが、あの先はどうなってんだろ?と空想を掻き立てるようでわくわくしちゃいます!あーっ、旅出たいっ!プラハについては『プラハの春』くらいでしか知らないのですが、実に興味が湧きました!ありがとうございますっ!
  • 呪文堂さん、こんにちは。
    なんとなくぷらぷらと、これが旅の贅沢なんだと思います。どんどん空想がひろがるのも異国の街歩きの魅力ですよね。
    プラハは日本人の旅行先としては、あんまりメジャーじゃないようですね。ヨーロッパにはライバルが多すぎる。。。旅に出られる際はぜひ、プラハもご検討くださいませ!
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