なんですか、最近まで「秋だと言うのに暑い」と呟いていたのに。この冷たい風。
わたしはまだ暑い頃のことを書いています。
「庶民K『最近、ひどい雨に打たれた』」→
https://kakuyomu.jp/works/16817330660955212326/episodes/16818093088413637948
この題材は書くのをほんの少しだけ躊躇いたしました。
今年は日本全国で豪雨の被害が特に大きかったように思えます。それなのに、
こんな些末な状況を書いても良いものか。
しかし
では別の年なら書いても良かったのかと言うと、それは比較にならない。
被害の大小に関わらず、そこには確実に傷ついた「誰か」がいるからです。
わたしは出来るなら、誰も傷つけないものを書きたいと思ってきました。
カクヨム投稿を通して、そんなことは無理だと痛感もしました。
タイミングと状況次第で受け取り方は変わります。
わたしは半年前の自分の投稿にさえ傷つくことがある。
どうしよう、どうしたらいいんだろうとか悩んでみたりもしました。
本当に傷つかないでほしい、と思うのならば、
反対に受け取られ方が変わる機会を待つしかない。
受け取られ方が変わる書き方をするしかない。
かもしれない。
と羽毛布団を日向ぼっこさせながら考え続けていました。晴れた空に傷つきそうでした。
再び漕ぎ出すには、より強い力を必要とするものです。