最後の夏をもう一度の第八話を全文公開しました!
昭和20年6月6日に特攻出撃して戦死し、その後成仏する前に70年後の2015年の横浜の故郷へ9日間だけやってきた海村雄吉。
ついに2015年に居られる最後の晩がやってきます。
雄吉を受け入れてくれた現代の海村家のみんなから送別会を兼ねたバーベキューが催され、雄吉との最後の思い出を作ろうとします。お酒も入り、話が盛り上がり、楽しい時間が過ぎていく。そんな楽しい会もやがてお開きになり、寝る支度を始めたとき、雄吉は雄大に70年前のあの晩について、胸の内に押し殺した本音を語り出して・・・。