• ホラー
  • 現代ファンタジー

何をやっているんだろうと思う日々。

こんばんは。
初めましての人は初めまして。
城之内です。

イリプレイサブルの8話目を更新しました。


最近、色々あって自己肯定感が爆下がりしている日々です。
なぜ? 思い当たる節はちゃんとあります。
城之内が片足突っ込んでいる分野で友人が新たな一歩を踏み出した……ということが全ての原因だったりします。

自分は物書き以外にももう一つ齧っていることがあって、それは俗に言う筋トレです。

「え? 城之内お前ジムでも行ってるの?」

はい、その通りです。週に3~4日の頻度で仕事終わりに通っている割とヘビーなユーザーです。
フリーエリアでパワーラックやスミスマシンで筋トレをして、その後レジスタンスやダンベルをし、最後に有酸素をして終了という感じのことを繰り返しております。

「え、めっちゃ筋トレ好きなんだ……」

こう聞いたらそう思いますよね。自分の周りの人もそう思っているだろうなと思います。どう見てもそう思える行動を取っていますから……。
だけど答えは「NO」です。
城之内は筋トレ嫌いです。本当ならやりたくないし、出来ることならばジムに通いたくもないです。

じゃあなんでそんなにやりたくない筋トレをもう何年にも渡ってやっているのか。

答えはシンプルに「できる人に見られたいから」です。

自分は病気を何個か持っていて、そのうちの1個に摂食障害がありました。まぁ簡潔に言えば城之内の場合だと「太りたくない病」です。もともと食べるのが大好きでぽっちゃり体型。それゆえに嫌な思いもたくさんしてきました。だからある時を境に、体型で悪い方に判断されない人間になろうとダイエットを開始。痩せれば痩せるほど自分は「できる人間だ」と錯覚し、いつしか太ることが怖くなりました。

要はその延長戦なのです、現在は。
ジムに通ってフリーエリアでごつい男達に紛れて筋トレしていれば自分が「できる人間に見える、見てもらえる」わけで。
だからずっとジムに通い続けているのです。ほっそりしていた頃に比べて、今は諸事情で少し体重が増えましたが、どうしても体型への意地だけは捨てきれず今もずっとやりたくもない筋トレをしに仕事後にジムに行く日々。

何をやっているんだろう、そう思います。
いっそこのルーティンを辞められたらどんなに楽か。
でも出来る人に見られたいからやめられない。
体型をなんとか維持したいからやめられない自分がいるのです。

そんな中で筋トレ仲間が体型自慢のコンテストに出場するそうで。先日本人からエントリーのご報告を貰いました。

いやね、本当にすごい。

友人は城之内と同じような病の片鱗があっても、ちゃんと自分の体型にストイックで本気で筋トレをしています。
だから今回大会へ出ると聞いた時……これこそ本当に「自分は何をやっているんだろう」と思ったのです。

何もかも中途半端だから、自分はどこにもいけないし何者にもなれない。友人と比べて、自分はなんなのだと自己肯定感が爆下がりした……というわけです。

自分はプライドだけは高く、昔から負けず嫌いでした。
だからそれが余計に傷口に塩を塗り込んで心が後ろ向きに落ちていくのです。まさに負のスパイラル。

友人には頑張ってほしい。
友人も恐らく人生を模索している最中なんだとは思います。
だけど、友人には城之内にないものがたくさんあります。

城之内には、恥ずかしいですが……学歴も頭脳も地位もお金も容姿も何もかもが付いてきていません。

何者にもなれない。
何者かになりたかった。
そしていまだになりたいと思っている。
そんな厄介な大人が自分です。

全てが報われることはもちろん無理だとわかっています。
だけど、せめて自分が頑張ったことが何か一つでも実を結んでから死ねたらと……そう思いながら寝床に入ろうかと思います。


本当は「俺を置いていかないで!」と友人に言いたい。
でもそれは、絶対禁句です。

どうか友人の頑張りが実を結びますように。
城之内の自己肯定感が少しでも上がりますように。


それでは。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する