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応募総数。

こんにちは。
初めましての人は初めまして。
城之内です。

さて、つい先日今年の電撃大賞の応募総数が開示されました。
総数3,819作品で、内長編が2,789作品。短編が1,030作品とのこと。

4,000作に至っていないのがちょっと意外でしたが、この中に自分の投げた作品が1つ含まれていると考えると、ドキドキしてしまいます。
昨年の一次の倍率を考えると足が震えますね……。
去年は久々に出した作品が、三次まで行くことが出来ました。
ゆえに調子に乗って今年ももちろん電撃に出させて頂きましたが、内容が内容なのでどうなるかなぁ……と悶々としております。
大人になると受験合格発表のようなドキドキって、もうそんなに味わうことが無いと思っていましたが、この小説公募の発表においては同じような高鳴りを覚えますね。
7月の発表までにサイトが復活するといいなぁ。


そういえば、先日知人がこんなことを言っていました。
「なろう系の小説は、作者のコンプレックスだったり願望だったりがにじみ出てるから、なんか読んでいて微妙な心境になるんだよ。作者の考えとか心境とか境遇が透けて見えない方が邪念なしに読めるから、私はなろう系って言われるような作品がいつまでたっても読めないんよ」
と。
これを聞いた時、正直自分は少しドキッとしました。
城之内の作品は「なろう系」と呼ばれるジャンルには該当しません。
異世界に転生もしなければ、追放されたのに実はすごい力を持っていたり、ダメ人間なのに誰かに溺愛されたりもしません。
しかし、恐らく自分の作品にも「コンプレックス」だったり「願望」というものは少なからず反映されているな……と思ったのです。

自分をよく知ってくれている人が聞けば恐らくしっくり来るでしょうが、城之内は「自己肯定感」が低いです。それは二十代前半の出来事が影響していると自分ではしっかり分析していて、ゆえにどうにか改善しようとするのですが……性格というのはそうそう簡単に変えられるものではありません。
いつもどこか「自分の人生、なんてつまらないんだろう」「自分には出来ることも誇れるものも何もない」「何者かになれたなんて、あの人はいいなぁ」というようなネガティブな思考ばかりが巡ります。
実際問題、まだ自分がまともなラインに立っているとしても、ネガティブな心はずっと己を下の下に置き続けます。

そんな人間が小説を書いたらどうなるか。
想像に難くないと思いますが、登場人物に何かしら自分の「コンプレックス」や「願望」を託してしまうのです。
託して、じゃあどうするか。その登場人物に昇華してもらうのです。
例えば、何をやっても駄目だけど、最後の最後では何かしら小さな形でもいいから報われる……のような感じで。

ね、ある意味で「なろう系」の作品と変わりませんよね。
だから、ちょっとドキッとしたのです。

思いっきりそれらを前面に押出しているか、私のように作品の影に潜ませているか……それだけの違いだと思います。
それをこちら側から知人に言えば、きっと読んでもらえないんだろうなぁって思って、結局言えませんでした(笑)

「なろう系」でもなんでも、本を出せている人はみんな素晴らしいです。
自分は紙の本を出したことはないので……いいなぁって、思っちゃいます。
羨ましいです。


現在、小学館の方に出す新作を考えている最中です。
しかし、入れたい事とかが交錯して中々纏まらん……うーーーん、どうしようか……というまま、気がつけば6月もあと少しとなっちゃいました。
締め切りが9月末なので、今月末には書きはじめたいところではあるんですが……。
小学館は昨年全く歯が立たなかったこともあって、ちょっと慎重になりすぎている気もします。受賞傾向等もあるのですが、全てを拾いに行っては自分の作品が書けなくなる気がして、でも少しは沿って行かないといけないかな……とも思ったりして、頭が中々滑らかに動かなくなっちゃってます。
いかん、いかん。
資料を読み漁りながら、苦戦しております。


そんな最中、明日「霊々、夜。-再宵-」の次話が投稿予定です。
こちらも新作が執筆期間に突入したら、少し亀更新になっちゃうかもしれないので、今のうちに書き溜めておきたいところではあるのですが、時間が足りねぇ……。


何はともあれ頑張ります。
どうか、電撃大賞一次通過していますように……。


それでは、また。

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