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澄花が貰ったもの。

こんにちは。
はじめましての人ははじめまして。
城之内です。

4話目の更新はまだですが、その前に少し小話を……。

実は自分は週に3日から4日程スポーツジムに通っています。主にはフリーエリアで筋トレをするのですが、最後の〆の有酸素運動を兼ねてスタジオプログラムに出たりもします。
スタジオは正社員のスタッフが請け負っています。しかし稀にアルバイトが請け負っているスタジオがあって(20分程度の短いものですが)、自分はバイトZ君のショートスタジオにも出ることがあり、そのZ君と交流が増えていました。

昨日自分がジムに行くと、そのZ君が何やら「あ!」という顔をして駆け寄ってきました。

「あの、今時間いいですか?」
「うん、大丈夫だけどどうしたの?」
「スラムダンク好きって聞いて……あの、ちょっと取ってくるんで待ってて貰えますか?」

そう言ってスタッフルームへ踵を返したZ君。
戻ってきた手には大きな紙袋。そしてその中はスラムダンクの画集でした。

「え、これ自分に!?」
「あ、えっと火曜日お誕生日だったじゃないですか!なのでプレゼントです……!持ってたらすみません」

と。
城之内、たしかにスラムダンク好きで完全版を全巻持ってはいるが、画集は中々手を出しにくくて未所持。もうめちゃくちゃ嬉しくて何回もお礼を言って家に持って帰って眺めまくりました。


そしてその最中、2話目の澄花と青波のシーンをふと思い出しました。
澄花が光輝から貰ったブレスレットをつけているのを見て、青波は自分は悩みに悩んだ挙句四つ葉のクローバーのキーホルダーになってしまった……と自分をどことなく蔑んでしまうというようなシーンがあります。

でもね、やはり違うよ青波。
城之内は自分が澄花の立場だからよくわかりました。
例え貰ったものがなんであれ、「自分のために一生懸命選んでくれた。喜ばせようとしてくれた」というその事実と気持ちがもう既に嬉しい。
だから、澄花も絶対光輝からのプレゼントだけが嬉しかったとか、そういうことじゃあないんだと。

自分で小説書いといて何言ってるんだと思いますが、もしどこかに本当に青波が存在していたら、今はその事だけを優しく教えてあげたいなぁと思います。

いやぁ……年甲斐もなく、本当に嬉しかった。

この気持ちは今後の人生と創作活動を豊かにさせてくれそうです。


改めてありがとうね、Z君。


それでは、また。

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