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「比翼」コミカライズ配信開始カウントダウンSS・✕✕✕編

ラストのカウントダウンSSになります! ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

日付が変わるといよいよコミカライズ配信開始です。楽しんでいただけたら幸いです!

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《連載版はコミカライズを宣伝したい・✕✕✕編》
【コミカライズなわけだが、涼麗】

慈雲「というわけで、今日は✕✕✕で宣伝を
   するわけだが……って、今の部分、伏
   字必要だったか?」
氷柳「…………(モグモグモグモグ)」
慈「お前、何そんなに真剣に食ってんの?
  お前が片腕に蒸籠抱えて真剣に何か食っ
  てる構図って、冗談通り越して怪談にし
  か思えねぇんだけども、俺には」
氷「……(スッとひとつ差し出す)」
慈「!? 珍しいな。お前が食ってるってこと
  は、黄季の手作りだろ、それ。黄季が作
  る飯にのみ食い意地が張るお前がそんな
  ことするなんて……」
氷「さすがに六個は一人で食べられない。ひ
  とつくらいは分けてやってもいい」
慈「六個?」
氷「待ち時間に小腹がすくといけないから、
  皆で食べろと、黄季が」
慈「ちょっと待て。多分それ、今回宣伝に駆
  り出されてる六人(永膳を除く)で、一人
  一個ずつって内訳で作られてないか?
  お前が食べたいだけ食べていいって話じ
  ゃなくないか?」
氷「私がきちんと食べると、黄季は喜ぶ」
慈「いや、まぁ、それはそうだろうけども」
氷「ちなみに肉饅だ」
慈「そこが気になったわけでもないんだが」

氷「…………(肉饅をチミチミ食べながらじっ
  と慈雲の顔を見上げる)」
慈「あ? どうしたよ? 今更肉饅返せとか
  言われても無理だぞ?(豪快でありなが
  ら品もある食べっぷり)」
氷「お前、常々私達に言っていただろう。
 『ツラが眩しくて目がチカチカすると』」
慈「? 確かに言ってたし、今でも思ってるが?」
氷「今のお前のツラも、十分目がチカチカする」
慈「は? お前、目までおかしくなったのか?」
氷「は? 目『まで』?」
慈「お前、各所関係者に何って評されてるか
  知ってるか?」
氷「関係各所?」
慈「『チョロイン氷柳』だとか『弟子が絡む
  とポンコツ(褒め言葉)』だとか『外見は
  天女、中身は幼女、その実態は脳筋姫ゴ
  リラな退魔の妖精』だとか」
氷「よし、そこに直れ、自称凡人な無自覚イ
  ケメン爆モテ兄貴」
慈「おーおーやんのかよ、人間関係不器用す
  ぎ美人」
氷「無自覚も度が過ぎると災害だぞ。こんな
  ことで初めて貴陽に同情するとは思って
  いなかった」
慈「そっくりそのままお前に返すわ。お前の
  無自覚なあれそれこれでどれだけ黄季の
  心臓に負担かかってると思ってんだ」
氷「は?」
慈「お?」

 ※※ 黄「わーっ!! ここで喧嘩は
        やめてくださーいっ!!」 ※※

慈「……そういや宣伝に出てきたはずなのに
  宣伝らしい宣伝をしてねぇな(氷柳の顔
  面にアイアンクローをかました状態で我
  に返る)」
氷「まずはこの手をどけろ……っ!!(周囲にい
  くつもできた雷撃によるクレーター)」
慈「俺達が出演してるコミカライズ版『比翼
  は連理を望まない』は、7/22からコミッ
  クライドアイビー様にて配信されるぞ。
  電子雑誌『コミックライドアイビー
  Vol.30』にて1話と2話が巻頭カラー&
  表紙で同時掲載になる他、単話版の配信
  も予定されている。詳しいことは公式ホ
  ームページから確認してくれ」
氷「だからこの手をどけろと……っ!!」
慈「あ、そういや黄季の手作り肉饅、うまか
  ったわ。ごっそーさん」
氷「感想はそれだけか……っ!?」
慈「お? あー、……想像していたよりも、
  家庭的な味で舌に馴染むというか」
氷「もう分けてやらんからなっ!!」
慈「俺の感想が不満なのか? それとも横か
  ら掻っ攫われるのを警戒されてんのか、
  どっちなんだ、お前」

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・コミカライズ公式HP
https://www.ivy.comicride.jp/detail/hiyoku/

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