佐倉有栖

―KAC2023参加作品― 前世持ちのぬいぐるみの、一番苦痛な時間のお話

家族が偶然三人とも家を空けた。 一人暮らしみたいで楽しそうと思ったのもつかの間、何か冷たいものが胸の中にあるのを感じた女子中学生の日常の一コマ

カクヨム誕生祭2023参加作です。 お題：「ぬいぐるみ」 　代々続く小さな古本屋……開いてるのかもよくわからず通りすぎるひとが多いこの店では時々おかしなことが起こる。 　…

僕はぬいぐるみバッジ。通称、ぬいバ。 僕には憧れの存在がいたんだ。 それは、そう、着ぐるみ様さ！ ＊【KAC20232　ぬいぐるみ】用に執筆した作品ですが、カクヨムコンにエント…

　サンタクロースの国にあるプレゼントの木には、今年もたくさんのプレゼントが実りました。 くまのぬいぐるみは何年も収穫待ちしているうちにどんどん大きくなってしまいました。 毛並み…

桜神社のキツネや鬼の子が絵本を借りに来る不思議な貸本屋せしゃと。 今日は、借りた本を返しに来たら、いつもとは違うお客さんがいるようで……。

KAC20236参加作品『アンラッキー７』

KAC20235参加作品『筋肉』

時は西暦3016年。カクヨム誕生から、実に千年という時が流れた。 毎年開催されるカクヨム誕生際、及びKACだが、今回は記念の年ということで、なんとKACのお題が1000個あると…

「深夜の散歩で起きた出来事」がお題のショートショートです。

結婚して新しい生活を始める美菜子は、ずっと育ててくれた両親へウエイトドールをプレゼントした。 それは美菜子の出生時体重と同じ重さの可愛いくまのぬいぐるみ。 大事にしてね、と言っ…

KAC20232

魔界にある貸本屋アオハル堂。 有償で本を貸し出している。 店員:ヒバリ きょうを読む人:サシャ KAC20232の参加作品です。

KAC20232『ぬいぐるみ』参加作品です。 不眠不休のぬいぐるみ製作に取り憑かれた者が、最後に作るのは。

1910年代に発生した「ぬいぐるみバブル」 異常な価格の高騰で、毛並みの良い熊のぬいぐるみ一体と引き換えに豪邸を手に入れることができたという、その異常事態について解説します。

俺は悩んでいた。 この歳とビジュアルで、武器がぬいぐるみはさすがに厳しい……。

久しぶりに実家に帰省した雫（しずく）は、両親に命じられて断捨離をする。そして、押し入れの段ボールに入っていたぬいぐるみのニャミィを見つける。子どもの頃の自分がニャミィをどんなに大…

——駅前のロータリーから一本道を進んでいくとアンティークショップが見えてくる。 店主の財前善哉《ざいぜんよしなり》は町の人からぜんざいさんと呼ばれ親しまれている。これは私がぜんざ…

人生転落中のアラサー独女の私。 突然おばあちゃんが亡くなったと連絡を受ける。 駆け付けた病室には見覚えのない、くまのぬいぐるみが。 くまのぬいぐるみが独女の忘れた過去を紐解…

死後にぬいぐるみに取り憑いた僕。遺した妻の趣味は一人旅で、いつも僕だけを連れて行く。全く、良い人の一人や二人見つけてくれれば安心して成仏できるっていうのに！

ぬいぐるみ目線のお手紙を書いてみました。 ※KAC2023 第2回お題「ぬいぐるみ」参加作品です。

俺の姪っ子「たまき」にとって、そのぬいぐるみは“ライナスの毛布”だ。 だからそのぬいぐるみをなくしたとなれば、探しに行くのは当然のことなのだ。

KAC20232 第２回お題「ぬいぐるみ」に参加しています。 『あなたのお友達お返しします』 そんなメッセージと共に送られてきたぬいぐるみ。 心当たりはないと思ったが、汚れを落…

ぬいぐるみのちゃっぴーが念を込めて、遥ちゃんに向けて綴ったメッセージ

あの日、縁日で交換して貰ったぬいぐるみ。 赤いチェック柄のクマのぬいぐるみ。 姉の魂の宿った特別なぬいぐるみ。

KAC20232『ぬいぐるみ』参加作。

手毬の生活を改善してくれたのは、従姉妹がくれたぬいぐるみ。 今夜もビールを一本お供えして、明日もよろしくおねがいします。

不思議な『貸本屋　せしゃと』で借りた本を返しに行くと、そこには先客がいた。 KAC2023　第二回お題「ぬいぐるみ」

田舎にある小さな神社。 祖母と一緒に毎日お参りをしていた男の子はある日、 神様がひとりぼっちで可哀想だ、と思い始めます。 　 心優しい男の子と、狐のぬいぐるみの物語です。 KA…

　KAC2023の3/3日お題「ぬいぐるみ」 　こんな感情をお持ちの方も多いと思います。 　そんなささやかな日常を描いてみました。

乗客はぬいぐるみです。

『ぬいぐるみ修復屋』と呼ばれる方にインタビューをおこないました。 ３０年続けた彼の真意とは一体？ぜひ最後までご覧ください。

人は死んだら、熊になる。ぬいぐるみが置かれる。テディベアが鎮座する。死んだサエちゃんの机には、花ではなく、かわいらしいテディベアが手向けられていた。

ぬいぐるみの意識が覚醒した。 聞こえてきた内容は以下のような点だった。 「ぬいぐるみの綿がブツだ。 　新種のもので綿をあぶって使う。 　弱点は二つ。 　一つは、匂い。 　二つは…

ここで買う本は何故か私の好みのものばかり。

KAC用短編お題「本屋」 知っている本屋が潰れてしまった。 昔は点在していた小さな古本屋はどこに行った？ 私も電子書籍に移行したけど、本屋を巡る楽しみは特別なものでした。 け…

不思議な場所に迷い込んだ「男」の運命やいかに。 懐かしの「週刊ストーリーランド」にでもありそうなショートストーリーです。 今年もなんとかKAC一作。皆勤目指すぞ、おー！

おやおや、あたしが見えるんですか？ これも何かの縁だ。 良かったら本を買ってくれませんか。 いや、本を書いてくれてもいいんですがね。 ひとつお願いできませんでしょうか？

KAC2023「本屋」によせて書きました。ホラーかファンタジーが迷ってホラーにしました。

本屋を営む“私”はたまたま拾った本を産むフクロウを飼いながら、そのフクロウが生み出す本を売って生活していた。だが、ある日……。 KAC2023「本屋」参加作品。

細い路地から本屋へ入ると、建築、デザイン、料理など各界のアイディアがあふれた専門書が並んでいた。

近所に新しくできた本屋は「新本専門店」とのこと。 気になった私は訪れることにした。

「ビニ本屋」と呼ばれる僕のバイト先。 そのビニールの正体は、ハイテクの塊だった！？ KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～ 1回目お題『本屋…

KAC20231「本屋」参加作。 テーマは本屋ですが舞台は古書店です。まぁ古書店だって本屋だし……。（言い訳）　どうか見逃してください。

わたしが家に帰ると、縁側で待っていてくれたおばあちゃん。インテリで優しくて素敵なおばあちゃん。縁側にその姿が見えない時、わたしは小銭と図書券を持って本屋へ歩く。

好きな小説に出会った。 しかし、その小説の作者は非常に遅筆で、すぐに続きを読むことは難しかった。 続きを書けとせっつくのは自分の美学に反する行為。 ならば、と男は冷凍睡眠装置に自…

主人公は不思議な本屋に迷い込む。