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ヘラッたとかではなくって

ここのところの台風で今日も天気がえらいことになってまして、どうにもギアが上がりきらなかったのもあって、ひさびさにヨムの方へ伺ってました。
エッセイやノートは隙間にエイヤッと伺えたりするんですが(当社比)、小説は全然手が回っていなかったんです。

で……。
お邪魔したのは昔からご縁があるお二方の代表小説のところなんですが、二作ともそれぞれの形ではっきりとしたすごさがあって。
かたや「居心地」と表現していいくらいの、風通しよくてさらりとした、段違いの空気感(お話世界の)。
かたや「ヘビーブロー」と書いたんですが、映画館に来てフィルムを見ているような精細さと特別感。

クウッ、いいッ! うらやましいッ!!
……と、そう思ったのは事実なんですが、ノート開いたのはそれで病んじまったぜ落ち込んだぜとかいうことではなくって。

成長の仕方や最終の仕上がり、そこに達する手前の中間状態、人それぞれだとは思うんですが(だから魅力の形も全然ちがう)、それでも共通して、いい作品をめくるといい気持ちってもらえるものなんだなということを思ったのでした。あらためて。
でもって、そういう作品を自分のそばにいくつも置いておけていること、ご縁が続いているということは嬉しいことだなあとも。

エッセイのタイトルにも付けてますが、伊草は無菌室みたいな環境が性に合うタイプで、まつわってか交流もあまり得意でなく。加えて、察しもヘンなところで相当に悪かったりするようです。

それだけに、続いているご縁は(自分なりにでも)大事にしていきたいなと思った次第なのでありました。

上では作品を例に挙げましたが、作者さんご自身、そして読み専の先輩がたとの繋がりも、嬉しいものでして。

こんなですが、お手間ではない範疇で引き続き繋がっていただけたらさいわいです。
午後からは長編の続きをがんばりたいぞう!

5件のコメント

  • 自分はあまりヨム方向で吸収しないタイプなので、肌に合う作品があったというのが大変羨ましいです。流石に作品タイトルをお伺い……するのは難しいでしょうかね?
  • >らたとうゆさん
    僕もなかなかないのですが、それだけに見つかるとうれしいきもちになります!
    タイトルですが、ええとですね、

    干野ワニさん『千夜一夜ナゾガタリ』
    https://kakuyomu.jp/works/16817139554695758114

    一初ゆずこさん『油彩画・夜明けのミモザ』
    https://kakuyomu.jp/works/16817330647802604101

    今回はこの二作です!
    ワニさんのは確とした空気感が本当に楽しい感じで、だてに世間の書店に並んでないと思わされるだけの「(作品世界の)居心地の良さ」があります。
    一初さんのはいい邦画、それか山田尚子監督作品みたいな絵柄で脳内展開される雰囲気がいいなと感じてます!
    お口に合うかはわからないですが、どちらも僕にはとてもよかったので、オススメですよ!
  • ご回答ありがとうございます!
    ゆっくり読んでみたいと思います。
  • 伊草さん、ありがとうございます! 作品へのコメントだけでなく、こちらまで……! そのように仰っていただけて、ものすごく嬉しいです!!! じっくりコメントせねば、と思って出直したら、作品の紹介までしてくださっていて、感激しておりました……! 物語の世界を、映像として受け取っていただけた喜びを、改めて嚙みしめております(*´ー`*)

    私も、伊草さんとまたカクヨムで繋がれて本当によかったなと思っております。戻ってこられた際に、私と作品のことを振り返ってくださり、ありがとうございました。これからも仲良くしていただけますと嬉しいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
    伊草さんのお話、まずは拝読中の短編集の続きを、楽しく追いかけていきますねー!
  • >一初さん
    こんにちはーこんにちはー!
    とかく軽率さで失敗をする身の上なんですが、この性格の数少ない利点は「いいものを割とためらいなく人にオススメできる」……こと……!
    ある種のアニメ映画、または邦画的なよさ、綺麗さというの、このお達者さで感じるのってあまりないものですから、特にと思って書き残したんです。お邪魔した最新パートでは夜の街灯の下を引きから入る図、くっきり浮かんでおりました。

    そしてなんだかもう、本当にありがたいことで……!>ヨカッタナーと思って頂ける
    こんなふうですから特に、ご厚意身に染みます次第です。
    ご多忙なご様子、はたからでも多分に感じ取れますので、差し支えない時においでいただけたら、それだけで十二分にさいわいです。いつでもお待ちしております、ゆーえー!
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