「小さい頃の佑は大人しく受動的で、ぼんやりとしていて無口だった。リアクションが薄いので話を聞いていないように見えるけれど、その実ちゃんと聞いていて、主旨がお願いや妥当な指示だとわかれば素直に従ういい子でもあった。あとたまに人の頭の中を読んだように動いてくれることがあり、不思議な子だと思われていた」
「理由は膨大な感覚情報への不慣れ。周囲の刺激の一つ一つに気を取られている内に自分から何かする機会がほぼないまま一日が終わっていた。“必要だから今すぐした方がきっといい”とわかったことだけ割り込み処理するので上記のようになっていた」
「小学校低学年終了くらいには他の子と同じような挙動が出来るようになった(脳内メモリに余裕が出始めた)が、他の子と自分との違い、特に周りに警戒や不信感や不安を覚えさせるような点を気にして『隠そう』と注意するようになるには更に数年を要した」
「慣れた今では刺激に対する脳側での感度をある程度調整することができる。常人でいうと近いのは、ささやき~ライブ爆音までを一つの鼓膜で処理できる“聴覚”」
「“体調次第でささいな音が気にかかってしまい、寝られなかったり集中できなくなったりする”や“目を閉じるような能動的な遮断アクションができないので過敏になっている時は場を変えるくらいしか手が打てずつらい”あたりも聴覚に似ている。耳鳴りならぬ肌障りの感覚もある」
「肌へのしめつけはかなり苦手なのでかっちりした格好は苦手。かといって肌表面が野ざらしだと(面積が多いほど)刺激が多くなって疲れるので、服はほぼ全てゆったり型かオーバーサイズの袖長め。キッチンに立つ場合はエプロンでだぼっとした部分をまとめている。制服はちゃんと校則通りに着るが学外では『外でまで学生が制服規定を死守しているとは先生方は期待してない。のでそこに甘える』として首元のボタンや袖口のボタンを外す等をする」
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長編でキャラを固めるために考えてた小ネタみたいなものなんですが、こういうの面白がって読んで下さる方っていたりしますか?
埋め草っていうのではないんですが、「書いても本編の邪魔にはならなくてあっさり出力できて、解像度も少しだけど上がる。ノーリスクだ」とやっている代物で、これ。
先輩から意見を頂く機会があって、ものによっては出していくのもいいんだろうかと思い、試しに乗っけてみました。
サポーター限定とかは特にする予定なくて、普通にここの近況ノートで流していく予定です。
さしつかえなければご意見お聞かせくださいましなー。