最後までお読みいただき、まことにありがとうございました‼︎
そして……最後一気に四話更新して申し訳ありませんでした‼︎‼︎🙇♀️
(どうしても四話全部いっぺんにあげたかったのです😇)
今回の藤花幻夢の御伽鬼譚は本当に難産でした。
私の予定では、十月半ばには書き終わって、カクヨムコンに向けて執筆開始している筈でした。
優雅に資料読んで過ごすはずが、昨日まで修正とラストの執筆に追われておりました。
なんでこんなに時間かかったんや😭
(やる気スイッチが途中で切れたからです( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン)
なんだかんだで書き終わったわけですが、危うく文字数規定超えるところでした。
最後、ちょい端折って何とか規定に留めましたが……
まあ、終わったのでヨシ!
今回、思う事は一つ。
これ、幽冥婚姻譚の第一幕をキャラクター置き換えただけですよね?
と、自分にツッコミ。
囚われの身が男から女に変わっただけですよね?と。
封印された身が朧→槐に
封印された場所が蔵→開かずの間
まあ、閉鎖的な話を書くとどうしても偏りが出てしまうのもありますが、
なので、差異をつけるために、藤花幻夢は人間のドラマ模様を濃くしました。
濃く、し過ぎた気がしますが。
とにかく、槐が囚われの身なので動けない。
(位置情報動かない系ヒロイン爆誕とか言って笑っていたのは私です)
なので、斎郎のシーンが必然的に増える。
完全に、彼はもう一人の主人公でした。
ヒーローよりも活躍する当て馬って……ありなのかしら?😂
そして、今回のコンテストの趣旨とも言える……ときめき。
多分、あるんですよ。所々には。
けども、まあ、不穏が優ってときめけないんじゃ無いかと危惧しております。
今回も、コンテストが求めているものにはならなかったんじゃないかなぁ……と。(反省)
⚠️最後に、ちょいネタバレ。(注意!)
神便鬼毒酒――
酒呑童子を退治する際に、源頼光が賜ったとされるお酒。これを使って、酒呑童子を弱らせ倒したと言われています。その話をもうちょい書きたかったのですが、残念文字数足らず。
石清水――
これは、源頼光が神便鬼毒酒を賜るために廻った神社の一つです。何と無く気に入って、大岩の話を思いつきました。
神の意に適ったものには薬に〜――
この言葉も、神便鬼毒酒を調べている時に出会いました。ある意味で、今回のテーマになったといえますでしょうか。鬼とは何か。こういう定義に当てはまらない事象を考えるの、大好きです🤤
高龗――
今回、龍との異類婚姻譚にしたいがために探し当てた龍神様。長野の黒龍伝説が探し出せたら使う予定だったのですが、元ネタ見つからず😇
仕方なく、龍神様を片っ端から検索したところ、彼に行き当たりました。
伊邪那岐神が迦具土神を斬り殺した際に、流れた血から生まれた神様。
龗は龍を表しています。
半身に闇龗(くらおかみ)がいる。
高龗と闇龗、どちらも水の神様。
高龗は山上の、闇龗は谷底の神様なのです
槐と斎郎――
ちなみに、二人の関係はプラトニックです。槐の望み通り、ぎゅってしてただけです。
斎郎、槐を出してから、なんやかんやを考えていた模様。無念。
もし、斎郎が勇気を出して、槐を伴侶としていた場合、槐は人間になっていた……という裏設定がありました。
ユキナ――
今作、一番かわいそうな人。斎郎を選ばなければ、もうちょい良い人生を送れたんじゃないだろうか。無駄死にです。斎郎はユキナの死後、ユキナの為に出来ること――史郎を立派に育てあげました。ユキナが死んだから、良い父親になった……なんとも皮肉な話
そりゃ、殴られますね😇
史郎――
今作の良心。父の為に後継になるよと、面倒ごと引き受けるよと言っていた方。四ツ家の血を引いてはいるが、蔵人としての誇り高い人。しかもユキナ譲りで気が強いけど、斎郎譲りで優しさもあるという。
母の死を受け止める事ができる年齢だったのもあり、槐の事は恨まず腹に納めました。史郎、凄すぎるよ。
斎郎――
今作のもう一人の主人公
優しいだけじゃ、どうにもならない。二兎追ったが故に、どちらも失った人ですね🙄
でも愛はあったんですよ。
槐をお嫁にもらうまで、絶対手出さなかったし。無理だとわかってからは、不義理だからと手は出さなかったので。無事、二人の関係に区切りがついて一安心です。
今回は、こんなところです!
あ、カクヨムコンに出る予定です。
今回は、バディもの(途中からチームになる予定)の中華ファンタジーの予定です。
以前書いていた、祝炎の英雄の後継作なのですが、祝炎の英雄読んでいなくても大丈夫な話にしています。主人公も違いますし。
ご興味があれば、よろしくお願いします!!
藤花幻夢の御伽鬼譚【全四十八話】
https://kakuyomu.jp/works/16818093083108295498