仰げば尊しと言う言葉がある。まあ、尊しのところはわかる。「てぇてぇな」というヤツである(「てぇてぇな」というのは、「仲の良い人たちを見ていると、なんだかいい気持ちになりますね」という感情を意味する言葉だと思うので、「というヤツ」ではない)。
「仰げば」とは?
つまりそのー、「仰ぐ」というのは、通常、「上を見る」という意味ですね。「天を仰ぐ」とか。「上を見れば尊い」。ここから「つまらないことを言ってはいけない」という制約で律する小指の鎖を発動します。この「仰げば尊し」で何を仰いでいるかというと、これは和菓子なので
蘇生が間に合いました。良かったです。
えーと、「師」に向かって言ってる。「師」というのは教壇とかに立つものだ。なので仰ぎ見るのである。そんで、仰ぎ見てみると、「尊い〜」ってなる。まあ話が通じないこともないけどさ。なんか順序が逆感ないですか。「尊い」から仰ぐわけでしょう。仰いだ時、尊くなるのはおかしくないですか。
じゃあ、「ば」の訳が間違ってんのか?
これはなんていうの、「振り返れば奴がいる」の「ば」、つまり、振り返った時は「いつでも」奴がいる、の「ば」なのか。「上を見るといつでも尊い」。さっきも言ったが、教師というのは原則上に立っている。アクティブラーニングとか生徒の目線に立ってみたいな話は置いとくとしてよ。だから、要するに、これは「先生を見るたび尊く感じる」の言い換えに過ぎないのであろうか。
なんかそうでもない気がするんですよねえ。
https://plaza.rakuten.co.jp/hidetaka1220/diary/201503230000/?scid=wi_blg_amp_diary_nextこれなんか見ると、古文の「ば」は已然形であるから、「仰いだので尊い」なのだ、って言い切ってるが、「仰いだので尊い」ってじゃあなんだよ。それで納得すんなよ。納得いくモンなんですか? 逆なら分かるよ。尊いから仰いじゃった。尊べば仰ぐ、我が師の恩。まあ、尊んでいるからこそ仰いじゃいますよね、我が師の恩はって話ですよねえ。仰げば尊しはよく分からん気がするんですよ。
そしてなんとオチはないんです。ただ疑問を呈するだけの日記でした。今年真面目に参加してなくて良かったですね。ではまた。