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新しい悪夢のパタン

 休みだ!! と思った瞬間に風邪気味になり、風邪気味の時は悪夢を見るので、悪夢を見ました。

 そこまではいつものパタンなんで全然普通だったんですけど、今回、まあ過去に人間関係トラブった人間と再びトラブって、めちゃくちゃ詰められるみたいな夢だったんですね。で、夢の中ではそれを意識してませんから、うっわ嫌だな最悪、めんどくせえ、はーもう嫌だってずっと陰鬱な気持ちだったわけですけど、最後の最後ですよ。突然町内放送的ななんかがピンポンパンポーンってなって、「ただいま、ライオンが檻を抜け出しております。安全ですが、刺激しないようにご注意ください」みたいな。いや安全なライオンなんている? ってかなにそれ? って呆気にとられてるまさにその目の前を、犬を咥えたライオンが走って行き、全体がパニックになったところで目覚めたんですが、えっと、なんだそのオチは。ライオンを出すのか。めちゃくちゃだな。

 最近俺の夢、あんま腕の良くないシナリオライターに外注してるんだと思うんですが、たしかに意表はつかれた。ちょっとウケたけど、でもよ、人の過去のなんていうかなあ、トラウマとまでは言いませんけど、嫌な思い出というのもある種のなんていうか、人間形成の一部であって、それはそれでそれなりに大事なもんなんですよ、たぶん。それをライオンで蹴散らして「ハイお望みのバッドエンドですよ! 風邪ですもんね!」ってのはさあ、なんか違うんじゃあないかなって思うんですよ……俺が直接発注してる訳じゃあないので、文句も言えない。やっぱ孫請けというのはあんま良い制度ではないですな。

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