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千里を行くものはいろんなところを半ばとす

 まずそもそも千里は行ってないんです、えっとまあ一里が4キロメートルとかでしたっけ? ってことはうーん三里……よりはもうちょい大変だと思うけど……くらい。なので、もうどっか半ばにする以前の問題で、バッと走り切れよなって感じはあるんですけど、しかし遠いよ10 kmはさあ。しかも結構戻りますからね。頑張って2 km進んだー、あっダメだチェックポイントを通過してない……みたいなのを繰り返して、トータルだと7里くらいは行ってるかもしれない。それでもフルマラソンには及ばないし、確実に千里ではないんだけど、これは例えだから!!! わかんねーヤツだな!!

 えーっとまあとにかく、こういうことわざがあるわけですね。もうどれが正解だかわかんないんですけど、「千里を行くものは九百里を半ばとす」的なのがオリジナルでしょうか。いやいや、千里の半ばは五百里ですよ、今時の若いもんは割り算もできないのかって思われるかもしれませんが、そういう意味ではなくて(そういう意味ではないのはわかってるんですけどって思われるかもしれませんが)、つまり、何事かを成すときは、最後の詰めが一番大変なので、ヤッター九百里だもう終わるぞーじゃあなくって、ここでようやく半分、よーしやるぞ、気を引き締め直すぞみたいに思った方がいいよ、そういうことを伝えたいことわざだと思うんですよね。

 一方、これの改変なのかこっちがオリジナルなのかわかりませんが、「千里を行くものは百里を半ばとす」的なこともしばしばいわれるわけです。ようするにスタートダッシュが一番大変ですよと。マリオカートでクッパとかドンキーを選んだ時のことを考えていただくとわかりやすいですよね。スピードが乗ってしまえば、あとはスイスイ~って進む、けども乗るまでが大変。だから最初の百里が大変なんだ、そこ気合入れてこッ! とこういう意味合いの言葉だと思うんですね。

 で俺はというと、全部「半ばとす」っていうか、全部このことわざで言うところの「半ば」にしているんだったらエライんですけど、悪い「半ば」。悪い半ばと付き合っちゃいけませんよ! 鼻でも詰まってるんですか、でおなじみの悪い半ばです。(悪い仲間とかけた高尚なジョークです)

 スタートダッシュが遅いので百里(実測値だと0.4里ですが)で半ば感を感じ、五百里に行ったらアー五百里も来てしまった、もうダメだ半ばだと感じ、で今、九百里(実測値だと3.6里)まで来てよーし半ばってなって、何をしようとしているかというと、ケーキでも食おうかなって思ってるとそういうことです。ダメでしょ。まずダイエットは?

 27日必着なんですよね。でだから、明日には送らないといけない。ところが一昨日、「大丈夫だよ雅島くん、27日の朝に東京に飛べばいい」って唆されてすごい天才の発想、パラダイムシフトって思って飲みにいっちゃったんですが、今もらったレターパックみたら、住所東京だと思ってたら京都で、まあ京都もいいですけどね、風情があってね。

 空港から遠い。思ったよりちょっと遠かったんで明日には出さないといけないという思いを新たにしたんですけどね、九百里は終わったんですよ。いけるでしょ。半ばでしょ。なんだ半ばでしょって。じゃあ全然終わってないじゃねーか。そういう意味のことわざだよ。ああなるほどね。じゃあ頑張ります。メリクリ。

2件のコメント

  • ハッピー残業デー!
  • ハッピー、仕事があるのは幸せなこと、愛、そう自分に言い聞かせながらですよね。チキンは食べました、これは許して欲しい。
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