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逃場所

夜が涼しくなった。
自分の時間が戻ってきたような風が吹いた。
どこかの鈴虫。

俺はいつも、はみ出してゆく。
それはどこへか。
孤独の中へ、はみ出してゆく。
誰にも咎められない時間に、身を沈める。
そこにしか、逃げ場所は無かった。

夜は良いな。
誰にも届かない
誰にも聞かれたくない
独り言が、コバルトブルーの深夜を漂い消えた。

4件のコメント

  • なかなか雰囲気ありますね!🤗🤗
  • 紫陽花さん
    夜中にキメてみました🤔
  • 一瞬舞台俳優さんか演出家さんかと思いまして~お読みになっているのは台本か?とアップしてしまいました。
  • 紫陽花さん
    カッコつけてセルフタイマーで撮ってみました🤣
    アップにされると恥ずかしいです。
    相変わらず、北方謙三の小説『群青』でした。
    午前2時まで飲んだくれながら読んでました🤣
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