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插標売首!

三国演義では呂布が曹操に処刑されて以来、関羽の傲慢さが拍車をかけたかのように目立ちますね

その関羽が三国演義でよく口にしていたのが"插標売首"です。

関羽がそれを一番最初に口にした時は顔良が相手。

本文では曹操に顔良の戦力をどう見る?と聞かれて「此等小輩,如同土鶏瓦狗,插標売首尔」と記載しております

土鶏瓦狗の意味とは文字通り鶏や犬を殺すように簡単だと、顔良を完全になめていますね

そしてその後の"插標売首"とはどういう意味なのか、既にご存知の方もたくさん居ると思いますが、知らなかった方へ少し説明します🙏

紀元前、秦の始皇帝が中国を統一するよりも前
百姓たちの間では物を安売りする目印として品物に"草標"、つまり稲類の茎の長い草を挿していました。
そしてこの慣わしは長らく継続していた

水滸伝でも楊志が宝刀を売る時も同じように宝刀に草を挿していました。

もちろんこの慣わしは奴隷売買にも通じ、人の頭に草を挿していたら、買い手はその人の命を自由にできると言う事にもなります。

つまり関羽が"插標売首"と言ったのは相手の命を自由にできる!と言ってる事になりますね

関羽の戦力は間違いなく一軍ですが、さすが彼も呂布が健在の時にはこの言葉を一度も口にしませんでした。

そんなに強かったのか、呂布!🥹

1件のコメント

  • 翻訳ソフトに掛けても意味がわからなかったのですがそういう意味だったのですね。
    しかし関羽はどれだけ傲慢だったのやら。

    呂布はやっぱり別格でしょう。
    複数の相手とやり合えるって相当ですよ。
    相手が増えれば単純に倍数な訳はないし、まして一流の武芸者が二人ともなれば、大道芸見てる気分でしょうね傍目には。
    呂布はそれだけ得難い武将だと思います。
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