どうもエダノ血魔です。
本日より、兄妹転生の最新話『第69話 悲劇との決着』を更新致しました。
69話はシンとグラトニーの最終決戦とその決着が描かれましたね。68話よりも半分ほど短い文字数にはなっているんですが、この兄ばかでは珍しく戦闘シーンが豊富という。
私は戦闘シーンの描写が苦手でしてね…バトル描写を書こうとすると「〇〇して、〇〇して、〇〇した後、〇〇する。そして〇〇…」と句読点がめちゃくちゃ多くなってしまうのです。そのくせして肝心の戦闘は1アクションで終わるという(例えるなら防いで終わり、とか、一回だけ敵を斬りつけて終わり、とか)。
そんな私が今回“最終決戦”に相応しい、まるで今までの集大成のような戦闘シーンに力を入れて描いてみました。
さて、少し本編に触れていきますか。
この最終決戦において、シンは今まで使ってきたオリジナルの魔術を全てグラトニーにぶつけました。
点火拳、点火飛行、点火一突、水流大嵐、点火押印…どれも過去に一度は必ず使っていた魔術です。シンの場合、魔術というより“必殺技”みたいな感じですが。
そんな中で唯一初出となった魔術が、ずっと未完成であった氷属性のモルテ流魔術“凍死”でした。
本編で触れていたように、モルテ流は相手に合った属性でないと殺せないという仕様だったのですが、グラトニーは馬鹿の一つ覚えのように氷属性でしか戦ってこなかった為、それが仇になったという。
実はこの“未完成であったモルテ流をグラトニーによって完成させ、それで決着をつける”という展開は序章を描き始めた時から思いついていたのです。なのでグラトニーには氷属性しか使わせなかったし、その為に“凍死”をずっと未完成だと描写していたのです。
にしても今回の話は、私の好きな展開を書けたと思っています。
誰も倒せない強敵がボコボコにされて哀れな姿になるみたいな…あ、でもただ主人公がチートレベルに強いだけじゃ意味ないですからね。
兄ばかの主人公であるシンは対グラトニー特効と言って差し支えないほど、悪魔を倒す事に特化したキャラですので…だから初戦で本気出したラグニアにも勝ってしまったわけです。
しかしそれだけではありません。
ようやく今までの伏線を殆ど回収出来たというのに、新たにシンについての謎が増えてしまいました。
地獄の世界…サラッと“マースリィン・デストロ”と名前が明かされましたが、そこからどうやって帰ってきたのか。何故自分が悪魔の血を引く者だと知ったのか。
これらも全て、少し後にちゃんと描写致しますのでお待ちを。
『第69話 悲劇との決着』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817330650938298088