教習所の第一段階修了検定にて、縁石に乗り上げて試験中止になってから2日経ってもなお超萎え、PV数もほとんど無くて更に萎えてる枝乃タマです。
兄ばかの最新話『第64話 里芋の齎す幸福』を本日より更新いたしました。
今回は異世界転生モノでは珍しく、料理回。
特オタの私には料理回=ネタ回というイメージがありますが、今回は——というかこの作品自体、コミカル要素ほぼ皆無ですよね…。フェリィ視点ではともかく、シン視点でコミカルをやってしまうと「お前、脱出方法も模索しないで何呑気に笑ってんの?」と個人的に思ってしまい、中々描写出来ないというか。
まぁそれ言い始めたら、じゃあこれはどうなんだ、と思うようなシーンもちょくちょくありますが(汗)
というか今まで一人で頑張ってきて、誰からの賞賛も得てこなかったシンがこうやって「シン様」「シン様」と崇められるようになっているのがなんとも…。普通であれば嬉しい事ですが、やっぱり本人からするとどこか納得いかないというか。
そして読んでいた皆さんがずっと疑問に思っていた事…「この世界から脱出したいなら、ルクスリアと契約すれば良いんじゃね?どんな代償だろうと妹の為ならそれも厭わないんやろ?それに、過去に死人を蘇らせてんだから今回も同じようにやれば出来るやろ」という件。
——残念ながら、世の中そんな上手くはいきません。ええ、誠に残念ながら。
ルクスリア曰く、契約とはいえ死人を蘇らせたのは、その人物の死が公になっていなかったから。
「何でや?」という人の為に説明すると、そもそも死人が蘇る、というのはあり得ない事——どんなに技術が発展したとしても、です。
ですが例えば、人が突然死していたとしても、それがベッドの上で掛け布団が掛かった状態であれば、それを見た人は「よく寝てんな」と思い、少なくとも「死んでるな」とは思いませんよね。
ちょっと解釈が飛躍しますが、それって『死んでいない』と同義なのです。本人以外の他人に『死んでいる』と判断されて初めて“人の死”という事実が確定します。
——まぁ、そんな感じで軽く捉えてください。
にしても命が軽いって、もはや何を代償にすれば契約が成立するんですかね?自身の概念そのものとか?
さて遂にシイナが降臨してしまいましたが、この事態にシンはどうするのか。シイナを説得するのか、もしくは…やむ得ず殺してしまうのか。
『第64話 里芋の齎す幸福』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817330650489092640