どうもリコです。リスって可愛いけど、あんまり生では見た事無いよね。
そんな訳で「Respectively-Cry's√ 〜不遇な兄妹は異世界で幸せを求める〜」の最新話、『第56話 知らぬ記憶、予期せぬロック。』を更新致しやした〜!
予想通りでしたね、やっぱり良い略称思い付きませんでした。やっぱり私にゃネーミングセンスも無けりゃそれを思いつくイマジネーションも無いんですわ。
「リスクラ」とか考えたけど何か違う(というか個人的に“◯◯クラ”って略称にしたくない)し…まぁ言い訳はいっか。
これ読んでる人が居るなら、一緒に考えてくれよぉ〜!おれっち、相談できる程の友達が居ねぇんじゃよ〜!
さてさて、話は打って変わって?
今回も裏話兼解説をしていきやっせ〜。
まずは軽くあらすじ。
「気がつくと、フェリィは知らぬ部屋のベッドに横たわっていた。カナン達曰く、“ルィリア”の名を聞いた途端にこれまでに無いほどの激しい頭痛に襲われて気を失ったのだそう。自身とルィリアの関係を問われるフェリィだったが、記憶喪失ゆえに仲間達の求める返答は出来ず…そんな中、本来であればまだ起こる筈のない“厄災”と復活したドラゴンの雄叫びが、フェリィ達を不安と恐怖に包み込む…!」
…みてぇな感じかな。
今回もまぁまぁ頭がこんがらがる内容でした(かく言う私も、わざわざ十数話を何度も読み返したほど)。
まずはルィリアとの関係…これはシンがハティと交わした契約の代償による記憶喪失によって、フェリィは仲間達に問われても「わかんない」と返すだけ。
カナンの反応から察するに、どうやら世間にはルィリアが何者かによって裁かれた事は知らされていますが、シンがルィリアを殺した事は公にされておらず、騎士団総団長ですら知らなかったそうです。デリシオスが国王の権力とかで何とか隠蔽してくれていた訳ですね。
そしてずっと読者と作中のキャラ達が疑問に思っていた事…“何故フェリィはトレギアスと名乗るのか”です。
記憶喪失ではあるけど、両親が王国の人間という事は知っているはずにも関わらず、フェリィは何故王家としての名を名乗らず、兄との苗字を名乗るのか。
まぁこれはフェリィの過去を知らないキャラクター達からすれば重要なんですが、シンと同じく全てを見てきた読者からすればあまり深い意味は無いです。理由なんて“お兄ちゃんが好きだから”ってだけなんですから。
「だったらわざわざ描写しなくても良いのでは?」と思いますが、この疑問を通じて国王にずっと忠誠を誓ってきたカナン、ようやく王国に対する思いを改められたアーシュに「今の国王は浮気をしていたのでは?」という不信感を抱かせ、忠誠心や思いに揺らぎを生じさせたかったのですが…それも突拍子もなく起こった“厄災”によって掻き消されてしまいました。だからこの疑問に限っては本当に描写する必要が無かったかもしれん。
あと、フェリィに対するアーシュの思いが少々強いみたいですが、そこは後回し。
そしてカナンとアーシュが国王に不信感を抱いたのと同じく、フェリィがグレイシーに対して不信感を抱き始めました。フェリィはグレイシーの正体がグラトニーだという事も、それによってお兄ちゃんが地獄の世界へ飛ばされてしまった事も知りませんので、まだフェリィのグレイシーに対する認識は“お兄ちゃんのビジネスパートナー”であり、序章から変わっていません。
しかしそんな不信感を抱いた直後、フェリィの頭が痛み始めたという事は…。
にしても、フェリィはいつになったらお腹を満たせるんだ?
あと完全な余談ですが、サブタイトルの法則があるのはみなさん何となく分かってますよね?例えば兄視点は「◯◯の◯◯」、妹視点は「◯◯、◯◯。」という感じなんですが、
第54話 望み、黒塗り。
第55話 悪と罪、明かされし闇。
第56話 知らぬ記憶、予期せぬロック。
…と、このように54話から妹視点のサブタイトルに韻踏みを加えました。
まぁ割と無理矢理ですが…これに意味は無いので、軽い言葉遊びだと思っていただければ幸いでおりんす。
さぁ、次回は57話…ではなく、幕間になります。
時系列は、いわば「第55.5話」と言った所でしょうか。お察しかと思いますが、フェリィが“ルィリア”の名を聞いてから気を失っている間の話となっております。ちなみに私のイチオシであるカナン目線でお送り致しますので、カナンアンチの方は地獄を楽しみな。
にしても55.5…んー、Justiφ's。
『第56話 知らぬ記憶、予期せぬロック。』はこちらからどぞ〜↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817330648531465141