どうもわたくしです。
「私のお兄ちゃんが異世界でいっちばん強いんだから!」の最新話を更新しました。
今回は、母親との再会によって心身共にボロボロになってしまったシンの話…ていうか第1章は全部シン目線の話だったわ。
今まで自分が正しいと思ってやってきた事。
それを“不倫”という罪を犯した母親との再会によって全てを覆されてしまい絶望に陥ったシン。
確かに振り返ってみるとフェリノートが性的虐待を受けてしまうようになったのも、その他諸々は全てシンの行動の結果に繋がってしまっています。
ですが、それだけではありませんでした。
シンにとっての“当たり前”が、誰かの幸せにもなっていたのです。
そうです。ルクスリアとフェリノートです。
シンの“可哀想な子供には声をかけてあげる”という当たり前によってルクスリアは救われ、結果的に幸せにしていました。
シンの“妹を守るのは兄として当然”という当たり前によってフェリノートは常にシンの側にいられて、フェリィにとっての幸せは兄と一緒にいる事なので結果的に幸せにしていました。
当たり前だと思っているからこそ、その行動がどれほど人を救い、幸せにしているかが気付けない。だからこそ人を幸せに出来ない、と悩む。
シンって、優しいんですね。
優しいからこそ常に前に出て誰かを守る事は当たり前だと言って、自分が傷ついてしまう。
その傷を癒すのは、今まで守られてきた…幸せにしてもらってきた者達なのです。
人はどんなに辛い思いをしていても、いや、している時ほど優しい言葉にポロッと涙を流してしまうのです。
皆さんもそんな経験、絶対にあると思います。
今回はそんな難しい“心”の話をコンセプトに執筆してみました。
さて、サブタイトルについてですが、“ちがあわない”とはなんぞ?と思われていると思います。
「血が合わない」とも捉えることが出来て、これも正解ですがもう一つ意味があるのです。
「違わない」です(若干無理があるけど)。
単純にシンとフェリノートは血が繋がっているとはいえ父親の遺伝子がお互い異なるので一致しない、という意味で「血が合わない」というのと、シンが今までしてきた選択は間違っていない、おいう意味の「違わない」という。
余談ですが、ジャンルからカクヨムオンリーを消した理由は、なろうでも連載を始めたからです。
向こうはまだ1話しか投稿していませんが、徐々に投稿していくつもりです。
ちなみに内容は全く同じなので、わざわざなろうの方を見にいく必要はないです。そんな人居ないと思いますが。
「第12話 ちがあわない」はこちらから↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817139554849545630