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ああ、

つまり、これが優しいコミュニケーションのデザインなんだ。
評価する、星を付けて讃える、言葉で飾る、それらが透明化しており、誰が何に対してどう言った、「良い」と言った、褒め称えたか、で氾濫し、人はそうやって徒党を作り、政治(まつりごとでおさめる)となってくる。そうして、溢れた「いいね」から新しい繋がりや接点が産まれ、ネットワークになっていく。
優しさはマツリゴトから起きるのかもしれない。と、いうよりも、交流の中で人は居場所を見つけて、良かったです、面白かったです、と架空の存在を碇として、友人を見つけたり、言葉で繋がる。素晴らしいじゃないですか。人はもっと殺し合ったり憎み合ったり罵倒し合いながら生きている、と感じるのは私の精神が偏屈だからなんだろうな。
明らかになってくるのは、自閉して狂った一個の猿は徒党を組めず、集団から排斥されてやがて死んでいくという一点の事実にある気がします。正しく交流を、コミュニケーションを、にんげん間での政治を教わらなかったやつは、生まれたときから負けてたんだよな。それだけが浮き彫りになってくる。セーフティ・ネットは幻想でしかないんだよな。(ネット上の人格は炎上こそすれど自爆テロによって完全な死を得ることが果たして出来るか?)

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