こんにちは☆
今回も、カクヨムコン9参加作品の中から、あきこさま『戦う皇女ララの物語』を紹介させていただきます。
https://kakuyomu.jp/works/16817330657692116483と言いながらも、私も読み進めている途中なのですが(^_^;)、物語のスケールが大きく設定も緻密で、ストーリーとしても非常に面白いファンタジーです。
異世界ファンタジーではありますが、魔法で戦ったりレベルアップをしたりアイテムが貰えたり、というものではありません。
ファンタジー要素を含みつつも、昔の西欧を彷彿とさせる現実的な設定で、タイトルに『戦う』とありながらも、1人の皇女ララ=ハイムズの成長を軸とした、ヒューマンドラマのような作品です。
皇女ララは、『サルドバルド帝国の至宝』と呼ばれ、皇族として不自由なく幸せに暮らしていましたが、ある日、その平穏な生活が突然終焉を迎えます。
皇帝である父親が危険な目に晒され、ララ自身も誘拐され、そこではじめて、市井で何が起こっているのかを知るのです。
ララ自身も衝撃のあまり最初は信じられませんが、実は、王室で悪計を企てる一部の人間によって、都合の悪い現実を知らされないまま、育てられてきたことを知るのでした。
何が真実で、何が嘘? 誰が味方で、誰が敵?
真実を探ろうとするあまり、ララ一同は翻弄されますが、その過程で、自分は何をすべきかをしっかり見出していきます。
イラストは、まだ平穏な生活を送っているときのララ皇女と、後に登場するのエイドリアン=クルーゾン第一王子のイメージです(背景はフリー素材です)。幼気な皇女が成長する姿に、読者は心打たれるでしょう。
私自身、結末がどうなるのかを楽しみにしながら読んでいます。