おはようございます☆銀鏡です。
いつも懇意にさせていただいている関川二尋さまの数ある名作の中でも、私が最も感銘を受けた『アトランティスのつまようじ』のファンアートを作成いたしました!
この作品は、本当にスゴいです♪
『アトランティスのつまようじ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882829231発明家の織田博士(中央下部)はある理由で刑務所に収監されています。
そこは特殊な刑務所で、天才科学者ばかり200名ほどが収容されているのですが、表向きは刑務所らしからぬラボのような国家機関として運営されており、懲役刑が科せられているわけでもなく、基本的に綺麗な個室があり不自由なく実験もできる設備です。
ただ、そこから外に出ることだけは許されておりません。
織田博士は収容されて30年余り。そんな長い刑務所生活の中で、毎週欠かさず織田博士に面会に来る人がいます。それは山川鋭子さん(中央上部)。なんと国民的大女優!
そんな2人の接点は小学生まで遡ります。
クラスメイトとしてお互いを意識しながらも話すことのなかった2人は、ある出来事で急接近します。
それがきっかけで友人となり、ある約束を交わすのです。
しかし、収容されている身。約束を果たすにはここを出るしかありません。
そこで200人の科学者全員の大脱獄劇を計画します。
厳重なセキュリティー、常に目を光らせている看守たちをかいくぐりながら……。
果たして、無事に脱獄し、約束を果たすことができるのか!?
ストーリーも面白いのですが、この作品にはさまざまな仕掛けが施されており、織田博士の脱獄が主軸で描かれていながらも、2つのサイドストーリーが同時に展開されます。
1つは、織田博士の生い立ちに関する話。
もう1つは、本編とは脈絡のなさそうな、はるか未来の少年の手記。
その2つの話が、本編とどう絡んでいくのかも、注目です!
さらには、この物語には、作者様のメッセージも込められています。
侵略、紛争が世界で起こっている今だからこそ、読んでいただきたい作品です!
30万文字を超える長編SFですが、気付くと物語にのめり込んでしまい、寝る間を惜しんで読んでしまっていました。しかも2回も!
読み終わった後、号泣もののフィナーレにしばらく余韻に浸りました!
SF、刑務所という一見難しそうなテーマですが、小中学生でも読めるような分かりやすい表現で書かれており、それも大きな魅力です。
個人的には書籍化を希望する物語!
本当にオススメです!
【以下、作品をお読みになった方に……】
画像中央下(白衣男性) :織田輝男博士
右下(学ランの男性) :田中一さん
左下(白衣女性) :倉井小夜子さん
右やや下(エプロン女性) :大場冴子シェフ
左やや下(タオルを巻いている男性):ロンさん
右中央(看守) :松平看守
左中央(金髪女性) :虎子さん
中央上部(茶髪女性) :山川鋭子さん
右上(タバコの男性) :大塚長官
左やや上(ロボット) :チャールズ
左上(金髪男性) :スケイプくん
左上(ロングヘアの女性) :エイプリルさん
三毛猫 :サイ(抱っこ)、コロ(肩乗り)
ゴールデンレトリーバー :スケイプ
作中の描写を参考にしながらも、銀鏡の頭でイメージを補完しています……。
チャールズ(ロボット)のデザインに関しては不安です。イメージと違うかも……。
描いてみて、改めてバラエティ豊かな登場人物ばかりだなと思いました☆
本当にスゴい小説です!
そして描いていてとても楽しかったです♪