ご無沙汰しております。
新作である『星崩しのオリオン』を書き始めました。
星崩しのオリオン
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888665659初めに言っておくと、僕は「GOD EATER」という作品が大好きです。『星崩しのオリオン』は同作に非常に感銘を受けた作品になっています。多分。あちらは荒ぶる神ことアラガミが人類の敵でしたが、じゃあ『星崩しのオリオン』はどうしようかと考えていたときに、僕はPK shampooというアーティストの曲を聞きました。彼らは「星」という曲を歌っていて、僕はそれをたいそう気に入って、何百回とリピートしていました。あるとき僕はこんな風に考えました。「星はいつでもきれいだけど、この星が人類の敵になったら、僕たちはどんな行動を取るんだろう」。そこから数ヶ月経った頃に『星崩しのオリオン』は生まれました。数ヶ月。実は密接な関係にないかもしれません。小説が作者の体験と記憶と造詣から編み出されるものであれば、遠因としての存在はあるかもしれません。
作品の話をしましょう。本作はいかにも滅亡の危機にある未来の世界のファンタジーストーリーとなります。SF的世界を描くことは少ないかと考えます。群像劇とラベルを貼っているように、僕はこのお話を「人類が滅亡の危機に陥るかもしれないとき、私たちはそれとどうやって向き合うのか」という視点で記すつもりでいます。よくあるワールドエンドファンタジーですが、自分なりのアプローチをするつもりでいます。驚天動地の仕掛けに乏しいかもわかりません。あとは空気感ですね。終わりに向かう世界の静けさと、生き延びようと暴れあがきもがく人々の激しさがうまく同居したポストハードコア小説にできればと思っています。よろしくお願いします。