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ジョン・モートンとトマス・モア

トマス・モアは尊敬する師ジョン・モートンの話を元に『リチャード3世伝』を書きましたが、ジョン・モートンはもともと反リチャード派でした。

8件のコメント

  • あら、二人とも渋くて、カッコいいおじさまに仕上がっているではないですか!
    特にこのジョン・モートンは好みです( *´艸`)
    センスの良いステンドグラスですねー♡
  • そうなんですよね、トマス・モアはともかく、このジョン・モートンに仕上がりには私は本当は少々異をとなえたいのでした……☹ 一応枢機卿で亡くなっていますからね、なのでそれもあって実物よりよく描かれたのではないでしょうかね???
  • なるほど、枢機卿という立場に忖度して💦
    忖度って、日本語以外に訳すの大変そうですが、そういう気持ちはどの民族も持ち合わせていそうですものね。
    ちなみにこのステンドグラスは、どこに飾られているものか、よろしければ教えてください♪
    トマス・モアの胸飾りが、よく見ると薔薇の紋章に見えて、それも興味深いです。
  • ジョン・モートン枢機卿のステンドグラスはイギリスのグロスターシャー州フェアフォードにあるイングランド国教会の教会セントメアリー教会にあります。

    ただ、トマス・モアのステンドグラスは結構色々な場所にあり、今回このステンドグラスを特定することはできませんでした。

    ところでトマス・モアが胸につけているのは、エセスの首飾りで、国王が大臣や廷臣に贈ったのだそうで、ヘンリー 7 世も8世も、ポルトキュリス(中世の要塞に典型的に見られる、垂直に閉じる重い門で、木や金属でできた格子状の格子のこと)とチューダー ローズの両方をチューダー家のその首飾りに採用したのだとか。

    なので、こよみ様のおっしゃる通り、こちらは赤と白が組み合わされたチューダーローズ、つまり薔薇です😘


  • ステンドグラスと胸飾りについて、詳しく教えていただいて、ありがとうございます!

    グロスターシャー州フェアフォードのセントメアリー教会で検索してみたら、たくさんのステンドグラスが出てきましたが、ジョン・モートンのものは不思議と見つからないので、あまり観光客に注目されない、知る人ぞ知る位置にあるのかなと思いました。
    こちらで紹介していただいて、幸運でした!

    トマス・モアはいろいろな場所にあるんですね。
    エセスの首飾りを知らなかったので、勉強になりました!
    ポルトキュリス……あー、あれは、そういう名前なのか!と、こちらも知らなかったので、教えていただいて嬉しいです💕

    ヘンリー8世から送られたチューダーローズを身に着けたトマス・モア。彼の最後がその君主からの理不尽な処刑だったことを思うと、なんだか皮肉な感じもいたします😓

    丁寧なご返信をありがとうございました(*^▽^*)
  • 一般的に胸飾り自体は英語ではLivery collarとかchain of officeというらしいのですが、最も古く、最もよく知られているカラーリングの首輪の 1つが、14 世紀以来英国で継続的に使用されているエセスの首輪で、このモアがつけているものもそのエセスの首輪の1つのようです。
    そして現代でもエセスの​​首輪は国王や紋章使者、首席判事、軍曹らによって国事の際に着用されているらしいですよ。

    マリー姫のお祖父様フィリップ善良公の創設した金羊毛騎士団の、あの羊がついている胸飾り、最後の最後までハプスブルグの皇帝たちが付けていましたね。
    あの首飾りを見ると、私の思いはどうしてもマリーへと行ってしまい……ハプスブルグ家に全て吸収されたことに一抹の悲しみも感じますが、でもそれでも彼らもマリーの血の繋がった子孫であるのはせめてもの幸いでしたね。フランスの蜘蛛王一家に全部搾取されるよりは、マリーにとっても本望だったことでしょう、きっと。


    そしてモアの最期は本当に皮肉な結末でしたよね。ヘンリー8世は多分一種気が狂った王だったのでしょうね。あの残虐なヘンリー8世がただの病気で亡くなり、リチャード3世は戦士の上、死後も屈辱を浴び続け、遺体は500年以上も経ってからそこらへんの駐車場で捨てられたように見つかるなんて、可哀想でたまらないです(;_;)
  • 現代でもエセスの首飾りは使われているんですか!先日の戴冠式の時にも、見られたかもしれませんね♪

    金羊毛騎士団の羊も、現代でも使われていますよね。日本の天皇家はスペイン王家から贈られた羊さんを紛失したことがあるそうで、大変残念です。

    リチャード3世の遺体が発見されたというニュースを、最近聞いた覚えがあったのですが、まさか駐車場だったとは!
    今の時代になって、徐々に名誉回復が進んでくれて、本当に良かったです。
    歴史は勝者が綴るものなので、弱者に残酷ですが、そのへんを創作でカバーしていったらいいんですよね!

    またまたとっても興味深いご返信を、ありがとうございました♪
  • 日本の天皇家はスペイン王家から贈られた羊さんを紛失したことがあるのですか?! 全然知りませんでした!
    それはめちゃくちゃ残念ですね、どうしてそんなことになってしまったのでしょうか😢

    リチャード3世がこんな酷い最期を遂げていなければ、私もここまで彼の潔白にこだわらなかったかもしれません。まさに判官贔屓なのですが、それでも リカーディアン(リチャード三世擁護主義者)の人達の気持ちが今となってはよくわかるようになったくらい、リチャード3世のことが好きになってしまいました❣

    こちらこそいつも楽しいお便りをありがとうございます😊
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