こちらは「ラビーの薔薇」とも「誇り高きシス」とも呼ばれたセシリー・ネヴィルの肖像画。彼女の2人の息子はイングランド国王(エドワード4世とリチャード3世)に、孫娘はイングランド王妃(ヘンリー7世妃エリザベス)に、そしてひ孫もまたイングランド国王に即位しました。つまりかの有名なヘンリー8世の曾祖母が彼女なのでした。
そして、ヘンリー8世以降のすべてのその後の英国の君主は、孫娘のエリザベス・オブ・ ヨークの子孫なので、したがって今に続く英王室の血筋がセシリー・ネヴィルから来ているということになります。
しかし彼女の息子の殆どが悲しい最期を遂げ、そして孫の息子達もそうでした。
彼女の心の中は、決して幸せな平穏なばかりの人生ではなかったことでしょう。