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『連絡用ノート』

創作に挑戦して、現在三作を公開させていただいています。
これからも、少しずつですが作品を書き上げて掲載していくつもりです。

ここは、私が創作した作品についてのご意見やご指摘を頂戴する連絡用ノートです。

2018.8.26

6件のコメント

  • 保仁谷 裸羅さま

    たくさんのご指摘を賜り、ありがとうございます。
    「睡蓮」第3話の文章修正について、対応をご報告いたします。

    ・有り触れた→ありふれた
     「いわゆる有り触れた・・・」という記述をしており、平仮名が長く続くことを個人的に嫌ったのが、この書き方をした理由です。
     ただ、やはり現代文としてはあまり見られなくなった記述なので変更しました。
     「いわゆる」を「云わば」に変えて、自分なりにバランスを取りました。

    ・勤務したい→赴任する、働きたい、(仕事に)打ち込みたい、励みたい
     会話の回想なのでよく使われる言葉を、と思いましたが響きが弱いなら変更したいと考えました。
     「尽力」なども考慮したのですが、意図の方向性として「赴任」がより適しているように思い、そのようにいたしました。

    ・「青天の霹靂」これも会話の回想なので、もう少しくだけた言い方に改めることにしました。
     意味は理解していますが、以前に私生活でその言い方をした方がいたのです。それだけのことです。

    ・生涯を灯火とは言いません。
     その次の一文で「命」という語句を使っており、重ねたくなかったのと、「灯火」という語句をぜひ使いたいと思ったのですが、前後を誤ったまま使っていたので修正いたしました。

    ・「仕事の成果、変わっていく環境。幾多の物事や人との出会いが彼を魅了した。」
     成果も環境も、物事や人との出会いも、全て仕事という前提があっての一環という意味で書きました。
     分かりづらいかな、という思いもあるので修正しました。

    ・自身を鼓舞したはずだ。
     ↓
     自分をごまかしていたのだろう。
     気づかぬふりをしていたのだろう。
     セリフとなっている「立ち止まってはいられない」が強い意志、気持ちを表しているので「ごまかす」や「気づかぬふり」ではパワーバランスが不均等に感じました。
     「奮い立たせた」に修正しています。

    ・痛々しいほど華奢になってしまった首筋
     ↓
     痛々しいほど骨と皮ばかりになってしまった首筋

     使用する前に「華奢」という言葉の意味を一応確認したのですが、例えば「華奢なガラス細工」など壊れそうな弱々しさ、丈夫ではない様を現す言葉でもあるとあったので使いました。
     ただ、今回改めて調べると男性に使う言葉としてはあまり適していないようなので修正しました。

    以上、ご報告とさせていただきます。
    第4話の方はまだ着手できていないのですが、明日にでも対応したいと思います。
    いつも本当にありがとうございます。
  • 保仁谷 裸羅さま

    「睡蓮」第4話についても、多くのご指摘をいただきありがとうございます。
    修正して更新しましたのでご報告いたします。


    ストーリー中の記述から、自宅療養を希望したのは父と兄でどちらが先か、という点でご指摘がありましたが、口にしたのは父が先、という位置づけです。兄は、それを希望していながら父が口にするまでは言い出せなかった。その経緯を、妹の立場である主人公が回想している、という雰囲気が出るように、他のご指摘いただいた箇所も含めて修正いたしました。

    ・「過酷」あるいは「並大抵の苦労ではない」辺りに変えましょう。
     「並大抵の苦労ではない」と記述してみたところ、どこか説教じみた響きを感じたので「相当な」という表現にしました。

    ・強情に直訴しながら涙が止まらない私に→泣きながら直訴する私に
     「涙が止まらない」という言葉を「直訴」より後ろにした理由は、主人公がその時の自分の頼りなさを回想しているからです。直訴しながらの涙という、頼りなさと優しさに対し、兄も兄の立場からの優しさで応えている、というイメージです。


    ・私の時間はゆっくりと動き続ける→「私の時間はゆったりと流れる」、あるいは「(その時から)私の人生の時計は一定のリズムでゆっくりと時を刻み始めた」

     この作品で私が伝えたいことは、人生をより良く過ごすための処方箋(もしくは特効薬)は果たしてあるのだろうか?ということです。生きる上で「リズムを見つけ、それに乗った」と兄は語りますが、それは絶対回答ではない。事実、兄は三十歳を迎えることもなく死亡したし、主人公は兄の言ったリズムを今でも見つけられていません。
    では、生きるとは何か?という問いに対し、これも絶対回答はないのですが、この作品の中でそれに答えているとするならこちらの一文です。
    「ただこの年、仕事を辞めて専業主婦となり、いくつかの新しい料理を覚え、九月に息子を出産した。」
     よって、作品の最後の一文「私の時間はゆっくりと動き続ける」は、兄の言ったリズムに呼応したものというよりは、主人公独自の時間(=生きている)のことを表わしています。
     この一文は、私は敢えて変える必要はないのかなと思っていますがいかがでしょうか?
  • 保仁谷 裸羅さま

    申し訳ございません。先ほどの返信について、下記のところを訂正しました。

    ・「過酷」あるいは「並大抵の苦労ではない」辺りに変えましょう。
     「並大抵の苦労ではない」と記述してみたところ、どこか説教じみた響きを感じたので「相当な」という表現にしました。

     「相当な苦労となる」と記述したのですが、読み返すとすごく軽々しい響きとなってしまったので「過酷を極める」に変更しました。
  • 保仁谷 裸羅さま

    ご指摘をいただき、ありがとうございます。

    「時間が動く」、確かに変ですね。
    修正させていただきました。
    その他、第4話について修正しましたので、ご確認いただければ幸いです。

    第3話ですが、「おどけた」や「しくじった」という言葉がこの場面での表現としてピンとこなかったので「自虐」を生かすことを考慮して修正してみました。

  • 保仁谷 裸羅さま

    追記を頂いた点について、それぞれ修正を図りました。
    「自虐」のところは「自嘲」で正解ですね。私もしっくりきました。

    修正に関する詳細は、それぞれの応援コメント欄の返信にて記載させていただきました。
    ありがとうございます。
  • 保仁谷 裸羅さま

    ありがとうございます。
    文章がスムーズになってきたのも、評価をいただけるようになったのも、ひとえにご指導の賜物と思っています。本当に感謝しております。

    「婚活サイトで出会った貴男へ」こちらの作品を、冗談でなく呻りながら読ませていただいています。
    私では選択しないであろう文体はとても新鮮で、それだけでも勉強になっていますが、何より一節をするっと読了できる消化の良さと、そうでありながら余韻がしっかり残されている筆力に感嘆しています。表現の多彩さ、これは普段からご指摘をいただいている語彙の豊かさゆえと学ばせていただいております。

    作品といいご指導といい、本当に貴重な機会を授かっています。
    いつもありがとうございます。
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