変わらず私生活に振り回されてます。
ちょっと時間を作って短編公開してみました。相も変わらず恋愛もどき。
こういう距離感が好きでよく書くんですよね。
名前もいらない、ふたりしか存在しない世界観で。彼と彼女があればそれで識別できる、という。
小説がはじまる場面ってどこだろう、って考えるとなにかを契機にするときなんですよね。当たり前ですが。
物語として語られる上で、それがはじまった瞬間とはいつか、それが物語のはじまりになっている。
でもおかしなものですよね。
私たちは物語が今そこからはじまることを文章から予見していて、書く側もここからはじまるべきだと決めて書いている。
物語の外にあるものは語られないけど、あったらしい。
そこから終わりまでを切り取ることを、誰が決めたんだろう。
だから語られるものは一部に過ぎないのに、そこで物語は終わってしまう。語られざるものとして閉じてしまう。
仮想の世界に息づく人たちを眺めて、あるいは祈って、終わる。
そんなことを考えてみれば不思議ですね。
話の繋がり方がよくわかりませんが、だから私はなんてことのない1ページに物語性はないんだろうか、とも思ってしまうのかもしれません。
改めて名前を語ることもない、ただ一切れの。そんな小さな。
次はいつになるやら。
ではまた。