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「冒険者ギルドの受付嬢と女性冒険者~Ⅱ」脱稿

全191話、597,175文字(小説本文)の長編。
第二部をやっと完結させました。
残り話数、本日更新分含め48話。
最後の方は端折り気味で無理やり。

ちなみに第三部や番外編はありません。

まるで設定厨のように細かい部分に拘り捲った今作。
そのせいで地の文が異常に多くセリフが少なく。
読む側にしてみれば、話が進まん、となったことでしょう。
そんなのいいから先へ進めと。
説明が多くなり「そんなの知ってるし」「どうでもいい」ばかりだったことでしょう。

ですが作者にとっては所詮は自己満足なので。
書籍化されるわけでもないですし。
趣味の延長線上で好き勝手紡いだに過ぎません。
読まれれば嬉しいですし、評価や応援が入ればモチベもアップしますが。
現実には第一部はともかく第二部は惨憺たる結果に。
それに付き合えた読者の方々には感謝しかありません。

執筆中思ったことに性描写。
要らなかったかも、と思ってます。
最初はノリノリでしたが、話数を重ね文字数が増えてくると、飽きてしまいまして。
ただただ面倒臭い。

書いていて腹一杯だなあ、書きたくないなあ、などとなっていました。

第二部では多言語に。
国を跨ぐと言うことは別の言語に触れることになります。
共通語なんてあるわけないですね。
人の往来ですら困難なのに。
モンスターがヒルヴィオだったりネトヴォールだったり。
フランマがプラメン、プラミヤだったり。
ハーピーがハルピヤだったりハルピエだったりショーヤタルまで。
ルピッチ、なんて訳もあったのですが、日本語訳だと強盗なので翻訳に工夫を。
読む側が混乱するかもしれない、そんなことも考えましたが譲れませんでした。
自分も混乱しましたが。
言語も文化も風習も考慮しない、単純化された世界にする気は無かったので。

冒険者ランク。
よくあるアルファベット形式は、あまりにもありふれていて、他の手段を考えることに。
ましてや「S」や「SS」「SSS」なんてのは日本独自のランクです。
舞台は中世近世ヨーロッパ風なのに評価は日本式。
海外では「A」「AA」「AAA」ですね。

貨幣も同様。
各々国力に応じたレートもあるでしょう。
国交のある国であれば使えても、国交が無ければ貨幣は使えません。
ある国では1,000円の価値でも、とある国では希少金属含有量で取引されたり。
つまりは金1g銀1gでなんぼ、ってなことでしょう。
鋳潰して使う可能性も。
この辺は意識している作品は他にもあります。
主人公が「あ、使えないんだ」なんてシーンも。

最近一番気になっていたのは。
片手剣で自分の何倍もある化け物を一刀両断。
爽快ではありますが、無理でしょ。

ドラゴンの首を刎ねてみたり、巨大な化け物が真っ二つ。
切り刻んでしまうものもあります。
化け物から見れば針程度の剣で。
骨まで断つんですよ。

ファンタジーだから。
物理法則はそこに存在しません。
超常の力や魔法があるのです。
剣に超常の力や魔法を乗せればできないことはありません。
剣で山をも斬ることができますね。

折れない曲がらない欠けたりしない。
私の小説では消耗品扱いですが。
主人公が異常に強くてもミノタウロスを一刀両断できません。

なんなんそれ。
と思いつつもストーリーが面白ければ目を瞑ってますが。
結局は面白いか、そうでないか、の違いなのでしょう。

ああ、もうひとつ。
おっさんが主人公。
私の今作もおっさんが主人公ですが。
なぜか「とっちゃん坊や」が居るのです。
言動がまるっきり子ども。
元がアラサーでもアラフォーでも。
見ていてイラっとするので閉じます。
思慮分別の無い頭の悪さが苛立たせるので。

さて、またも長くなりましたが。
次回作は暗中模索状態です。
ラブコメは低迷が続いたのとネタ切れなので当分無いでしょう。

と言うことで脱稿しました、でした。

2件のコメント

  • ル=グウィンの「ゲド戦記」並みに広がった世界が構成されましたね。
  • こんばんは。

    詰め込めるだけ詰め込んで広げようとして収拾つかなくなりました(汗)
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