こんにちは。いつもお世話になっております(ぺこり)。
今日は、改稿中に思ったことなどを。
二十代に書いていた作品を、現在改稿して連載しています。かなりの量を削って書き直したり、新しい場面を追加したりしています。そうすると、困ったことに、自分では分かってしまうのです。
文体の違いが。
癖とは違います。作品の内容や雰囲気、視点人物などにより、文体は意図的に変化させるものです。それは分かっているのですが……
ハテ、二十代の自分は、何を考えてこんな文章にしたのか?と(←こら待て・汗)
改稿なので、バッサリ変更しても良いのですが(一、二部はそうしました)。今回は、当時の文章を残して改稿していますので、かつての自分に合わせる必要があります。ところが、分からない……んん?(汗)
『EARTH FANG』を書いていたころ(三十〜四十代)は、明確に覚えています。R.サトクリフの描写と、司馬遼太郎の読み易さ、宮城谷昌光の気品、が目標でした(敬称略)。あと、M.ペイヴァーやV.サンギのリアリティ、だったかな?←全然違うじゃないか、というツッコミはなしの方向でお願いします(涙)
二十代は……国家試験を控えて、医学書ばっかり読んでいた気が。
う〜〜ん。文芸書で覚えているのは、田中芳樹の『銀英伝』と一連の中国歴史物、司馬遼太郎、陳舜臣、山崎豊子、A.クリスティ、S.キングやR.ブロック(泥棒バーニィではなく、アル中探偵シリーズ)とかの海外ミステリーで……かなりハードボイルドでした。インド神話(V.イオンズ)やチベットの死者の書にはまっていたような。
ファンタジーは一冊も思い出せませんね!何しろ、長い片仮名名称が苦手で、『指輪〜』すら映画化されるまで読んだことのない奴でしたから(自爆)
手塚治虫の『アドルフに○ぐ』、『ひ○まりの樹』、『ブッ○』が好きで、アニメ『マジッ○ナイト・レイアース』を覚えています。
ブロック・ファンなら大抵したことがあるでしょう。ジャック・ダニエル(バーボン)をコーヒーに入れて、飲みながら書いていました……(←ウワバミなんです。良い子は真似をしてはいけません)。
小野不由美の『十二国』シリーズやR.サトクリフ、宮部みゆきを読んだのは、二十代末〜三十代に入ってからです。
webに掲載するに当たり、三十代に入って多少手を入れたとはいえ……あれがハードなのは、そんな背景があったからだと思い出しました。
そうか。固茹で玉子だったんだな、自分……orz