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年末のご挨拶


今年も残すところ数時間となりました。

2022年は上の娘が成人し、例年通り充実した年になるだろうと思っていましたが――8月に息子(14歳)が急逝して、私たち家族の生活は一変しました。
例えるなら「世界の半分が砕け散った」感じです。

十日間は呆然として食事の味が分かりませんでした。二ヶ月間は下痢が止まらず、毎日泣き続け、一日一日を生き延びるだけで精一杯でした。三ヶ月が過ぎてようやく私の体重の減少が止まり、家族と自分の体調に注意を向けられるようになりました。

この間、私の友人たち、息子の学校の先生と友人たちをはじめ、多くの方に優しく接していただきました。現在も支えていただいています。心より感謝いたします。

これまで、私は人生が一変する出来事を何度か経験してきました。今回は最大級です。正直言って、自分が今生きていることすら信じられません。……恐ろしくて来年のことを考えられないのですが、「せめて息子の一周忌を終えるまでは生き延びよう」、「次の節目の年を目指そう」……そうやって日々を重ね、慎重に生きていこうと思います。

喪中ですので年が明けてもご挨拶はできません、ご了承ください。けれども、皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈りしています。

どうか来る年が穏やかで優しいものになりますように。


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