皆さま、こんにちは。いつも大変お世話になっております。
ええと「こんな所で切るな!」というお叱りを受けそうですが(^^; スミマセン。第三部はここで終了し、第四部へ入ります。(トグルは第四部 第一章5話より再登場しますので、それまでお待ちください。)
既に50万字を超える長話になっておりますが、お付き合い下さっている皆様には、本当にありがとうございますm(_ _)m
主要登場人物たちが、それぞれの大切なものを失う第三部。これを書いていた二十代半ば、私達は、実際に友人を事故で失ったり(亡くなってはいませんが、重度障碍が残りました)、先輩の自殺に遭ったりしていました。学生でしたが、恋愛や友情の危機、目指す医学の限界などに遭遇し、心理的には大変深刻な状況だったように思います。
それらの問題の、精神的な昇華を目指して、あがきながら書いていました。
ですから、異世界ファンタジーの体裁をとっていますが、ここで書かれた内容は、当時の私達の実際の葛藤です(これを現代日本に置き換えると、生々しすぎて、とても書けないのです)。作品の「ネタ」として疾患や障碍、死を扱ったわけではなく、それらと真摯に向き合い、答えを探し続けた記録だと思って頂ければ、幸いです。
や、二十代……若かったなあ(^^;。今の私ではこうは書けませんし、書かないだろう、と思います(恥ずかしくて……)。
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第四部『蜃気楼 燃ゆ』は、いよいよ戦争へ突入します。連中の葛藤も深度を増してきますので、これまで以上に「じれじれ」してくるかと思いますが……ええと、ご無理のない程度にお付き合い頂ければ、幸いです。