登場人物がいっぱいなのでキャラ紹介をしたいと思います。
なろうでは章毎に更新と追加をしていましたので、多少カクヨム様での現在の展開とはズレが生じている箇所が有るかもしれません。
(近況ノートの存在を今知りました、ごめんなさい)
舞台設定
関東に位置するバイクで飛ばしても東京都心に行くには1時間じゃ法廷速度を守れない可能性が有り、明々後日(しあさって)の意味が3日後ではない地域にある架空の街。
私立 刻乃坂学園
創立70年の歴史を誇り偏差値もそれなりに高い進学校。
主人公の父親の光也と現在保護者役を担っている幸子の母校でもある。
敷地内に大学が併設されている。
ちなみに隣県に幼稚舎、小等部、中等部も存在している。
人物紹介
牧野 光一 15歳
両親の仕事の関係で5歳の時に舞台となる街を引越しして以降、日本のみならず世界各地へ両手の指が必要なほどの回数の引越しを余儀無くされた主人公。
両親共に帰宅が遅い日も多かった為、家事炊事は得意。
度重なる引越しの影響により広く浅くな人間関係をモットウとしており、自身でぬらりひょんスキルと呼ぶ処世術で今まで暮らしてきた。
現在は生徒会広報として、運命の歯車により創始者一族を救う為、日々悪戦苦闘に毎日を送っている。
牧野 光也 43歳 (あだ名:親父)
中学の頃、両親を事故で亡くし天涯孤独となった国内有数の大手商社に勤める主人公の父親。
就職までの間、両親共々仲が良かった大和田家に居候させて貰い商店街の人に見守られながら暮らす事となる。
16歳の頃、近所に出来たスーパーにより恩人となる商店街の人々が窮地に陥っている事に憤慨し、書籍等を読み漁り商店街再生計画を立ち上げ、見事スーパーの撃退に成功する。
その時の経験により就職後も数々の支店再生や拠点立ち上げ等でその敏腕を振るう事になる。
成績は優秀で高校では生徒会長を務めた事もある。
性格は物腰も柔らかな紳士であるが絶対に折れない心を持っており敵対する者には容赦が無い所もある。
牧野 美貴 42歳 (あだ名:母さん)
関西出身の外資系企業で世界を回るエージェントとして活躍する主人公の母親。
ライバル企業の社員である光也とは数々のバトルを繰り広げるが、ある途上国にて共同事業を行った際に親しくなり恋に落ち現在に至る。
若い頃は天涯孤独と言う家庭環境から荒れており有名なスケ番として名を馳せていたが成績自体は優秀で大学入学を機に足を洗い、イケてる女性として大学デビューを果たす。
ビジネスモードの際は昔取った杵柄で凛とした迫力を醸し出すビジネスウーマンだが、素の彼女はどこか抜けたのほほんとした性格である。
宮之阪 香織 15歳 (あだ名:みゃーちゃん)
光一の幼馴染。
光一がこの街から引っ越していく際に将来の約束をした少女。
実は気付いていない様子だったのは最高の再会の演出の為で本人は色々と画策していたが全てが失敗に終わり最後はストーカー化していた。
色々な不幸から疑心暗鬼になり生来の素直で乙女な性格は少々歪んでしまい自分の思いを正直に伝えられないツンデレ体質に変わってしまう。
結局最高の再会は入学式の逆三角形事件と言う最悪な結果となってしまった。
その後、光一とは同じクラスの隣の席となり、普通に話せる間柄に戻る事が出来たが、次々と増えていくライバル達に日々頭を抱えている。
大和田 幸子 34歳 独身 (あだ名:お姉さん)
大和田不動産の一人娘。
性格は破天荒で自由人。
光也が14歳の頃に自分の家に居候してきた際に一目惚れをし、将来一緒になる事を誓ったが、美貴に取られ当初は幾度と無く取り返そうと喧嘩を売るものの現在では二人の結婚を一応では有るが認めている。
美貴とは今では親友であり時折連絡を取り合っていたりする。
光也と同じく光一に対してもベタ惚れで赤ん坊の頃から面倒を見ていた事もあり事有るごとに自分のことをママと呼ばせようとしている。
光也が就職して暫く寂しさから荒れていた時代があり高校の不良から総番と呼ばれていたが、本人的には悪い奴を殴っても問題無いと言うちょっと間違った正義感に基づいて喧嘩をしていたので不良の仲間のように呼ばれるのは不本意だったようだ。
墨染 涼子 24歳 独身。 (あだ名:腹ペコモンスター)
ペンネーム深草 京子として少女マンガ雑誌に連載している漫画家でありプロの食玩マニア。
正装した際は周りが振り返る程の美人では有るが、プライベートの彼女はだらしなくファッションセンスは壊滅的な残念な人。
食欲旺盛で暫く食事をしないとまるで亡者のような風貌になるが、ご飯を食べるとすぐに元に戻る。
本人曰く少し空腹の辛さが顔に出る体質なだけと言っているが、周りからは化け物と思われることも多々ある。
三兄妹の真ん中で生来の無茶無軌道無鉄砲な性格と優しい兄妹のお陰で非常にのびのびと自由気ままに育つ。
食玩全般が大好きではあるが今はチョコ玉子に力を入れている。
青春恋愛漫画でデビューするが途中で飽きてバトル漫画に変更させてしまい打ち切りを余儀無くされた経験をもつ。
一部熱烈なファンにより雑誌から切られることもなく現在はファンタジー系の恋愛漫画を執筆している。
作風は本人の性格がそのまま反映されており、非常にシュールで無茶無軌道無鉄砲な内容となっているが本人は自覚が無い。
黄檗沙織 24歳 独身。 (あだ名:黄檗さん)
涼子の女性編集担当。
丁寧な話し方ながらも毒舌を吐き所々ダメな大人臭を醸し出す。
時折思慮深さを見せ年配者として光一にアドバイスをしたりする。
涼子に振り回されて苦労をしたり、冷たい態度を取りながらも実は涼子の事を慕っており、編集者になったもの涼子のデビュー作を見てその無軌道なストーリーのファンになったからでもある。
その為、基本的に涼子が考えを否定する事はせずアドバイスのみに留め、原稿が落ちそうな時の各所根回しやその他様々な障害を影ながら最大限に働き助けてもいる。
またオフの日も基本的には涼子の部屋に入り浸っている。
また、過去に弟と死別しており、光一は自分の部屋に来るのは涼子と自分が問題を起こさないよう監視していると思っているが、現在彼女が平日も涼子の部屋に来ている理由は光一の中に自分の弟の影を感じ取り、彼を守りたいと思っている為である。
時折光一が知らずに口にする言葉達が過去に弟が自分に向けてくれた言葉と被る事があり、あふれ出る思いを止めようとする事に苦労している。
[独身同盟]
穴太 咲 30歳 独身。
涼子が連載している雑誌で学園恋愛物が人気の売れっ子漫画家。
さばさばした性格の姉御肌で面倒見が良い非常に男前な女性で巨乳。
しかし作風は可愛いキャラのメロメロでアマアマな乙女展開で本人とのギャップが凄いとの噂。
粟津 祥子 31歳 独身。
涼子が連載している雑誌で穴太と同じく学園恋愛物を書いている漫画家。
普段はおっとりして優しい面倒見も良いのだが、極度のアイドルオタクで何を置いても優先させる所があるのが玉に瑕。
作風は硬派な俺様系男子に翻弄される女の子の話が多く、登場する男子キャラの多くはアイドル好きなら分かる人は分かる面影が有るとの事。
鈴 直子(本名 直木 鈴) 19歳 独身。
18歳でデビューした中部地方にあるの農園の娘。
兄が居るが現在北海道の大学に行っているため、帰郷した際は人手不足を理由に色々と手伝わされている。
少々歪んだ使命感から涼子の面倒を見ている。
作風はシュール系ギャグマンがだが、天然で自分のシュール展開を突き抜けて行く涼子に対して尊敬の念といつか超えたいと言う思いを持っている。
唐橋 桂(本名 七条 桂) 25歳 独身。
関西出身の女性漫画家。
母親が死んだ事を契機に家を飛び出し漫画家となった。
周りからショタ趣味と揶揄されるが本人はあくまで自分を立ててくれる男性が好みなだけであり不名誉な呼ばれ方に憤慨している。
作風はハードボイルドな探偵物で探偵である主人公が依頼主の女性と恋に落ちながらも依頼を解決し去っていくと言う内容で高い年齢層の女性に人気を博している。
[学園関係者]
八幡 瑠美 15歳 (あだ名:八幡)
光一の小学校6年生の時の幼馴染。
当時は気が弱く好きな友達に依存気味な所が有る女の子で、ある日その友達と逸れて泣いている所を光一に助けられた過去を持つ。
その直後勘違いした友達が乱入し光一をぶん殴り、そして倒れてる光一を放置した状態でそのまま友達に連れて行かれた事に負い目を感じている。
勘違いと分った友達が光一と仲が良くなった為、それを通して光一とも友達となった。
光一と暮らす色々大変な日々の中、友達のみに対する依存性も次第に解消され社交的な性格になった。
光一より半年早い中学校3年の夏にこの街に引っ越して来ているが、いまだにその友達とは交流がある。
御陵 美佐都 17歳 (あだ名:ギャプ娘先輩)
光一の先輩。
三年生で生徒会会長。
学園創始者の曾孫で幼稚園の頃から女子校に通う箱入り娘。
母親より光一の父親である光也の活躍話を聞いており、光也を含め生徒会活動に憧れを抱いている。
その影響からか幼少の頃からその他の事にはあまり関心が無く、我が道を進む性格だった。
学園に入学した際に整った顔立ちに加え創立者一族の娘と言う事で男子生徒から幾度と無くアプローチを受けていたが、心が揺らぐ事は無く、本人的には適当にあしらっていた。
しかし、その態度を脅えていると勘違いした当時のクラスメート達や生徒会長が彼女を守ろうと頑張って守っていた為に彼女の本当の真意は晒される事の無いまま日々が過ぎていった。
しかし、二年生前期の生徒会にて再度彼女目当ての立候補して来た男子生徒達についに切れ、寄ってくる男に対し傍から見る者が同情するような壮絶な降り方をし、ついには鉄面皮の異名を持つ事となった。
本人的には理想の生徒会長となるべく振舞っているだけだったが、それは光也の負の側面(敵に容赦が無い所)が強調されているだけであった。
それ以来感情を見せた事が無かったが、現在は光一との出会いで急速に変わって行く自分を微かに自覚し出し、本人もそれを心地良く思っている。
千林 千夏 16歳 (あだ名:ポックル先輩)
光一の先輩。
二年生で生徒会書記。
一見小学生のような外見の少女で人類の可愛さの概念を超越した存在。
完全武装時の妖精モードは、見る者をあまりの可愛さに屈服させる"完全暴力結晶体"である。
神々の計算による本人が意図しないあざと可愛さは並居る強敵を薙倒す威力を持っている必殺技である。
三つ子の長女で普段はしっかり者の姉を演じているが、本来の性格は外見通りの子供である。
正義の味方に憧れており、この学園に昔正義の味方が居たという情報を聞きその真相を確かめるべく生徒会に入った。
当時の生徒会記録を読み漁り大和田 幸子の事を知り、それ以来幸子に対して畏敬の念を抱いてた。
また墨染 涼子のデビュー作からのファンでもあり、そのハマリようは毎月その月に発売された雑誌に掲載された漫画に対しての感想を10枚綴って送るほどのマニアである。
当初光一と出会った際は上級生然とした態度を取っていたが憧れの二人に合わせてくれた恩と家に行った際の『服が凄く似合ってますね』の言葉で光一の事が気になり始め、それ以降は時々素が出て光一に甘えている。
ちなみに普段はホワイトロリータな服ではなくTシャツGパンと言ったラフな出で立ちが多く、妖精モードは発動していない。
三つ子の弟妹の下にもう1人妹が居る。
千林 千尋 16歳 (あだ名:ウニ先輩)
光一の先輩。
二年生で生徒会副会長。
千夏の弟で千花の兄。
二人と髪型以外は瓜二つな外見の少年で千夏と違い制服のままでも妖精モードの50%の出力を誇る驚異的存在。
光一と会うまではそれなりに年齢通りの言動だったが、出会いの際に光一に助けられてからは一転外見通りの性格になってしまった。
光一のことが大好きで隙あらば抱っこや肩車を強請って来る。
千林 千歳 42歳 既婚 (あだ名:千歳さん)
千林3姉弟の母親。
刻乃坂学園のOG。
外見は3姉弟と同じで、千夏と違い本人の意思による最強のあざと可愛いの使い手である。
入学式での千夏の話を聞き光一に興味をもつ。
光一に対して初対面からぐいぐいとあざと可愛さの奥義を披露する4児の母である。
千林 千花 16歳 (あだ名:ドキ先輩)
光一の先輩。
レッドキャップの異名を持つ千夏と千尋の妹。
普段は目付きが悪く言葉も悪い一見チンピラにしか見えないが成績自体は非常に優秀であり、全国でもトップクラスの頭脳の持ち主。
特異体質で幼い頃より力が非常に強く、その所為で周りの人間を傷付けて来た過去が有り、人との距離をうまく取れなくなっている。
姉や兄の事が大好きだが、過去の経験から姉と兄に間違えられるのを非常に脅えており、その反動で暴力的な言動を取り姉達と間違われないように振舞っているたが、本当は心優しくて純情な女の子。
可愛い物が好きで部屋はぬいぐるみとかファンシーグッズで溢れている。
素の状態は普段の言動とのギャップ効果により制服のままでも千尋を上回る100%出力の妖精モードを発動する事が可能。
光一との戦闘での敗北の際に抱きしめられた事と死にかけた事の釣り橋効果で恋に落ちるが、初恋であったので自分の感情が良く分っておらず一時ストーカーと化していたが、現在は内と外で分裂していた人格が統合され非常に安定している。
ちなみに千夏が着ていたホワイトロリータ一式は千花の持ち物。
桃山 胡桃 18歳 (4月4日生まれの為)(あだ名:会計先輩→桃やん先輩)
光一の先輩
三年生で生徒会会計。
美佐都が一年の頃からのクラスメートで親友。
明るくノリが良い頼れる先輩である。
基本暖かく皆を見守ってくれるお母さんのような存在。
一年の時に美佐都を手伝う為、生徒会に入り浸るようになるが、その際に見た光也在籍中の生徒会記録を読んで生徒会の仕事に興味を持ち正式に生徒会入りを果たした。
光一により美佐都含め皆が変わって行く姿を見て生徒会だけでなく学校も変わっていくのでは? と期待している。
藤森 橙子 16歳(あだ名:庶務先輩→乙女先輩)
光一の先輩
二年生で生徒会庶務。
美佐都のはとこにあたる幼馴染。
小さい時から美佐都と一緒に居る為、姉のように慕っている。
実際は小さい頃、不注意から美佐都を傷付けてしまい、その結果美佐都は心を閉ざしてしまったと思い込んでおり、そのトラウマから美佐都を守る事が自身の使命として、美佐都の為なら自身の手を汚す事さえ厭わない性格となってしまった。
しかし、光一と出会い美佐都の閉ざしていた心が解放されるのを目の当たりにした瞬間、光一も守るべき対象となった。
現在は自身のトラウマさえ開放してくれた恩から、守る対象が光一のみに移行しだしている。
橋本 公一 15歳 (あだ名:コーイチ)
光一の幼馴染。
一年生のクラスメート。
光一と保育園が一緒で同じ名前だった事で大親友となる。
性格は当時から明るく熱血で曲がった事が大嫌いと言う分りやすい性格でたまに喧嘩もしていたがすぐに仲直りしていた。
同じくクラスメートの山元とは保育園からの腐れ縁でお互い好き同士だが一緒に居すぎた所為で告白するタイミングが分らなくなっており、それが最近の悩みである。
山元 志保 15歳。 (あだ名:山元)
光一の幼馴染
一年生のクラスメート。
公一と同じく保育園が一緒で光一とも友達だった。
性格は明るく優しい、至って普通の女の子。
橋本同様、告白するタイミングが分らなくなっているが高校進学を気に何とか打破しようと色々と画策している。