自転車モノとしては三作目の掌編をお届けします。
今回、私が本来持つ自転車競技界への評価を素直に反映させて、自転車レースの現場を実際より厳しめに書いてみました。
競技はロードレースとMTBで異なっていますが、これも「KAMIKAZE」を外堀から埋めていく過程になっています。今回主役の東郷源治も、「KAMIKAZE」本編中で重要な役割を果たす登場人物になる……予定です(ぉ)。
なお「KAMIKAZE」本編との整合性を取る意味もあって、ジャンルは「現代ドラマ」ですが、時間的には「少し過去」を意識して書いています。そのため「ツール・ド・フランドル」という呼称はじめ、専門用語などは意図的に「少し過去」に使用されていたものを採用しています。
今回書いていてちょっと迷ったのが、レース中の放尿がカクヨムではどういうレーティングになるのか。一応性描写にしましたが、状況的にはむしろ残酷描写かも……。
なお、次回も「後ろに付いたほうが得」なんて**喰らえ、惨敗、挫折なお話になります。あらかじめお覚悟のほどを。