本日の更新は二話となります。
さて。
いよいよ『カクヨムコン10』が始まりますね。
どうしようかと思っているんですが、たぶん今回は『昏の皇子』を出すことはないです。
去年は「カクヨムコン出られないよー！」と嘆いていたんですが、今年はじゃあ出るか……という気分になりません。
これまでに「第8回カクヨムコン」と「MFブックス10周年記念小説コンテスト」に『昏の皇子』を出させてもらって、ありがたくも中間選考は通過させてもらいました。
ご存知の通り、受賞には至りませんでした。
残念には思いましたが、同時に納得もしてました。
というより、中間選考に残してもらえただけ、ある意味まだ書いてもいいんだな、とは思えました。
何度も言っているように、昨今のチートだとかハーレムだとか、異世界転生だとか、そういう流行の作風からは大いに外れた小説ですから、中間だって残るとは思っとらんかったんです。
はい、自慢に聞こえますね。いや、もうこれ私の近況ノートなんで、ちょっとだけ自慢させてください。
「MFブックス～」の方に残ったのは、私的にはけっこう嬉しかったんです。
他の錚々たる長いタイトル名の作品が並ぶ中で、めっちゃ浮いてる私の短い作品名が、ある意味目立ってて。（悪目立ちともいう？）
でも受賞するのは考えてませんでした。で、その通り受賞しませんでした。
一瞬、ヘコみましたが、まぁ…………予想通りですから、その後は「中間選考まで残ったんだから、けっこうやったやんかー」と自分的にはちょっと自己肯定感高くしておりました。
で。今回。
考えたところ、今回もうまくすればえぇとこまでいけるかもしれん！ とは（希望的観測として）思うのですが、絶対に受賞することはないだろうな、というのも見えます。
だって、自分が編集者だとしても、今のこの状態の『昏の皇子』を出版するとなれば、けっこう厳しいと思うんですよね。色々と。はい、色々と。
なにせ先が見えない。ちゃんと終わるのか？ という心配。
あまりにもテンポが悪い。物語が進まない。冗長。
欠点を挙げると、いくらでもあるんです。
だからいざ出版するとなれば、相当に改稿が必要です。
作者としても、もっとスマートに物語を進めていきたい。正直、これスピンオフでもえぇ内容やろ、的なエピソードとか……修正したい部分、修正すべき部分、多々あります。
でも、今はまず物語を進めていくのを第一にしたい。
するってぇとです。（突如の江戸弁）
コンテストに出るというのが、今の私の目標に合致するのか？ と。
おい、テメェ！ そんなこと言って小説家になろうの「ネット小説大賞」と「アニセカ小説大賞」出しとるやんけ！ とツッコミ入りそうですが。
「ネット小説大賞」に出したのは、こういう自分なりの気持ちを整理する前で、まだイケイケドンドン！ のときだったんです。まぁ、今月には中間発表あるんで、そこで残ってなければそれまでだし、残ってても多分賞を取ることはないから、下ろすと思います。
「アニセカ小説大賞」については、募集要項等を読んで、随分と作者の権利を考えてくれている内容というのもあって、今後も続けてほしいという願いもこめて、参加しております。まぁこちらも9割方「無理だろうな～」と思ってます。
というわけで、今回のカクヨムコン10に『昏の皇子』は出しません。
他に短編で参加するかもですね。
長編は……今から10万字書けるのか？ うーん？？？
ひとまずは、せめて自分が思ってる物語の前半の最大の見せ場までは、とっとと書き終えたい。あぁ、本当に。
とかなんとか書いてるうちに、こんな時間に……。
では、更新していきまーす！