• ミステリー
  • エッセイ・ノンフィクション

日本語の美しさ

村上春樹、夢枕獏、藤原新也、中原中也、辻真先、サラ・パレツキー辺りを好んで読んでいました。
中学の頃から詩を書くのが好きで、小説はほとんど書いたことがありません。
BTS Universe storyというゲームの中でストーリー制作はやらせてもらっていましたが、思うように自分のイメージした映像が作れない。文章で補完できるはずのカメラワークや人物の心情を伝えきれないという難点がありました。

文章を紡ぐということ。
日本語の語感の美しさは他に類を見ないものだと思っています。
季語の多さ、感情の機微、色の種類、音の表現・・・・それらは日本人の生活の中に自然に溶け込んだもの。私はそういった「語る言葉」が大好きです。

私にとって文章を書くということは特別な食事を摂るということに近い。毎日ではないけれど、ふと食べたくなる「高級食材」のようなものです。
友人達がここで書き始めたことをきっかけに私もただただ自分の欲求を満たすために書き始めました。
でもそれはかなり暫定的なものでプロを目指そうとかそういうものではありません。書きたくなったら書く、本業の合間の息抜きのようなものだと思っていただければ幸いです。
自分では推敲も添削もできないのでおかしいと思ったらコメントをいただければ嬉しいです。
願わくば「読んで想像する」楽しみのきっかけくらいにはなれますように。

2件のコメント

  • 小説を読むのが好きな私は、その作者の伝えようとしてくれる世界、風景、色、風、気温、匂い等、登場人物の心情よりも、読みながらその情景を想像し日常から離れるその瞬間が楽しくて大好きなのです。
    ここに書いてある睡雅さんの思いにとても共感します。
    もちろん、自分の見ている光景、また想像しているものを、文章にする事は並大抵の事ではありません。そこには知識、表現力も必要だからです。
    睡雅さんが大事にしている思いは、作品を通して感じる事が出来ました。
    だからとても面白かったです。
    これからも私を非日常へ連れて行ってください。
  • ふくちゃんさん、とても素敵なコメントをありがとうございます。
    この「空き家」が存在する世界は今から数十年昔の田舎町。蛙の鳴き声がうるさい、夜になるとまだ蛍が群れていた頃。
    少しばかり日常で起こりそうな起こらなさそうな、曖昧な不安さを感じ取っていただければ嬉しいです。
    これから起こることは「私」自身にも分かりません。はてさて、どう相成りますことでしょうか・・・・
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する