「家にまつわる奇妙な話」のモデルとなった場所。
現在は取り壊されて跡形もありませんが、草むらの中に数十枚の瓦と瓦礫が残っています(本日10/4午前中に撮影)。
家が建っていた場所にある大きな木は、私が子供の頃にはまだ数十センチの小さな苗木でした。
数十年かけてこの木は見上げるほど大きくなり、今も家の代わりにこの場所に立ち続けています。
第一章をまとめてしまったことでせっかく頂いたコメントが消えてしまったので、せめてものお詫びです。
本当にごめんなさい。
子供の頃の記憶とは不思議なもので、自分にとって印象が強いものは鮮明に覚えているのにその他のことは全く記憶にありません。
書けと言われれば家の間取りも置かれていた生活用品も全部覚えているのに老女に関しては顔くらいしか覚えていない。
何かを話した気はするのに単語の一つも思い出せない。
これは私の勝手な思い込みですが、老女ではなく〝家〟の方が私に覚えていてほしかったのではないか、とさえ思えるのです。