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ハッカー集団が会社に関わる個人情報などをさらに流出させたと主張しているのを確認

KADOKAWA謝罪 “サイバー攻撃 ハッカー集団の流出主張を確認”
2024年7月2日 13時01分

因みに、攻撃者が公開した漏洩データにアクセスすると「不正アクセス禁止法や個人情報保護法に抵触する可能性がある」を自覚して下さい。

動画配信の「ニコニコ動画」や書籍の出版などにシステム障害が起きている出版大手「KADOKAWA」は、サイバー攻撃を行ったとするハッカー集団が会社に関わる個人情報などをさらに流出させたと主張しているのを確認したとして、関係者に対して改めて謝罪するとともに、データをダウンロードしたり、拡散させたりしないよう呼びかけています。

KADOKAWAは先月、グループ会社のデータセンターのサーバーが身代金要求型のコンピューターウイルス=ランサムウエアによるサイバー攻撃を受けるなどしてシステム障害が発生し、「ニコニコ動画」や書籍の出版といったグループ全体の事業に影響が出ています。

先月末には、サイバー攻撃を行ったとするハッカー集団がネット上の闇サイトで、事業計画やユーザーに関わる情報など合わせて1.5テラバイト分のデータを盗み取っていて、身代金の支払いに応じなければすべてのデータを公開すると主張していました。

KADOKAWAによりますと、これまでサービスを利用している一部のクリエイターや従業員の個人情報などの漏えいが確認されていましたが、2日、ハッカー集団がさらに情報を流出させたと主張していることを確認したということです。

KADOKAWAはこの主張の信憑性は調査中だとしたうえで「このような犯罪行為に屈することなく厳正に対処してまいります。お客様をはじめ、関係するすべての皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます」などとコメントしています。

また、闇サイトへのアクセスやデータのダウンロードはコンピューターウイルスに感染するおそれがあるなどとしたうえで、ダウンロードやSNSなどでの拡散を控えるよう呼びかけています。

今回の障害情報について、KADOKAWAのリリースをもとに時系列を大まかに整理すると以下のような流れになっている。

6月8日(土)未明……KADOKAWAオフィシャルサイトやエビテン、ニコニコサービス全般でシステム障害が発生。ドワンゴ側は同日中に第1報を公開。

6月9日(日)……KADOKAWAグループ名義でシステム障害に関する第1報を公開。原因については「外部からの不正なアクセス」を挙げる。ドワンゴは歌舞伎座オフィスを閉鎖。

6月14日(金)……KADOKAWAおよびドワンゴ名義でシステム障害第2報および各社役員による謝罪・解説動画をYouTubeに公開。KADOKAWAグループ内のデータセンターサーバーが「ランサムウェア」を含む大規模なサーバー攻撃を受けた旨を公表。

6月22日(土)……ユーザベース傘下のNewsPicksがKADOKAWAグループと犯人との間で交わされたメールの内容を報道。KADOKAWAは「サイバー攻撃を助長させかね ない報道を行うメディアに対して強く抗議」と損害賠償を含めた法的措置の検討を進めるとコメント。

6月27日(木)……ドワンゴが復旧状況等についてリリース。KADOKAWAはシステム障害に関する第3報を公開。犯人グループとの交渉内容についてはコメントをせず。個人情報漏洩の可能性については「外部専門機関等の支援を受けながら調査を実施」に留める(クレジットカード情報は同社内に保管していないことを公表)。
6月28日(金)……KADOKAWA・ドワンゴ両社が情報漏洩に関するお詫びを掲載。正確な情報は7月中公開としつつ、外部流出を確認したという一部の情報(従業員やクリエイターの個人情報を含む)の種類を明記。

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