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110話の『ボンド戦』について

 今回書いた話で出てくる『ボンド戦』ですが、これは僕の中学というか、地域での通称でして、もしかしたら違う呼び方をする地域があるかも知れません。
 ですが、シンナー遊びをした事のある方には、懐かしく感じるものだと思います。大人になってから、もっと言うと上京してから知り合った友人にも、『ボンド戦』は共通の話題となり、全国ネットの遊びだったんだなぁ、と知りました。

 今では、シンナーをやる中高生は、ほぼ絶滅しているのでしょうか。昔に比べると、悪さをする様な子が減っている気がします。でも、それはきっと良い事なんでしょうね。
 自分が送ってきた時代は、モテるからとか、カッコイイからといった理由ではなく、活発な子が集まるグループにいると、自然に『ヤンキー』なってしまう時代でした。そういう子たちを、今では『陽キャ』と呼ぶそうですね。

 世間からは爪弾きにされるヤンキーですが、彼らには彼らなりの世界や常識があって、そこから学ぶものも多かった様な少なかった様な…。かと言って、不良を肯定したいワケでもなく、大人しい子を否定したいワケでもありません。
 普通に考えたら、学校や社会のルールに従い、学生の本業でもある勉強に励んでいる子の方が偉いに決まってます。それは間違いありません。
 ですが、そうでない子を頭ごなしに否定する人は、個人的に好きではありません。不良だけの問題じゃなく、今は引きこもりや不登校の子も多いと聞きます。
 どんな場所にいたって、どんな事をしていたって、人が抱える悩みや不安は同じだと思います。
 僕は、ハッキリ言って『良い子』ではありませんでした。でも、だからこそ身に付けられた処世術や人との付き合い方があるのも確かです。
 人の数だけ視野があり、考え方も色々です。日々を過ごしていると、そんな簡単な事も忘れてしまいがちですが、初心を失わず広い心で生きていきたいなぁ、と思う今日この頃です。

 『ボンド戦』について語ろうと思ったのに、話がグチャグチャになってしまったので、この辺りで筆を置く事にします。

 それでは皆様、良い休日を。

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