ナインバード亜郎

探偵事務所に舞い込んだ依頼――失踪した娘が出演しているという、人気バーチャルリアリティ番組『真実のアイ』。 だが、その番組の出演者に関する情報は一切不明。すべての記録が封じられた…

たった一人の理想から始まった隣人戦争により、人類の7割は滅亡。 人間に変わって地上を支配したのは人工亜人。 彼らの管理の元、人間は繁殖させられる側に。 人類の再繁栄が希望のこの…

「推理小説なら読者に対してすべてを晒した上で推理させるべきですわ」 閉園間近の雪まつり会場で開かれる奇妙な推理小説談義。 その奇妙さの正体とは。 テーマは「雪」+「ミステリ」 …

「おかえりなさい。見てください、この立派な竹筒」 部屋で植木鉢に竹筒を植えているお姉様。 護衛艦「あさぎり」の名前を知ってるお姉様。 ちくわに終わるそんなおはなし。 年末要素…

「なんかね、脱皮した！」 ――天真爛漫でポンコツな九花が、50%の確率で死ぬ箱から生きて帰ってきた。 しかも、もう一人の九花――静かで、動かない「死んでいる九花」までセットで。…

シュレーディンガーの猫について、彼女は言った。 「私がその箱に入ったらどうなるか」 それは、50%の確率で中に入った者を死に至らしめる禁断の装置。 だが、彼女がその箱に入った…

「月の囁きを引き取りに参ります。怪盗ハルマ」 そう記された一通の予告状が、美術館と町を揺るがす事件の幕開けだった。 しかし、その予告状を出したのは、ハルマ本人ではない。 偽りの…

「ちぐはぐにも程がある。非合理が極まりすぎて理屈が並ばない。理屈が無ければ――お手上げだ」 珍しく雪の降り積もったバレンタイン。 部室に現れたのは、顔を潰された女生徒の死体だっ…

作者の純粋な趣味で書かれた物語です。 伏線はなるべく回収していくつもりです。 最初の話から読んでいただけると幸いです。 作中に矛盾が無いよう頑張って完走させます。 この物語はスピ…

幽霊が出ると噂されるアパート。住民が次々と退去していったその場所に、新たに引っ越してきたのは霊媒師。アパートの大家に依頼され、幽霊を成仏させるために住み込んだ主人公だが、隣の部屋…

「アリちゃん」と呼ばれる中学三年生のあたしと、あたしより30cmも背の高い後輩、中学二年生の衣織の奉仕活動部の部室での一幕。 ペットボトルの水を飲んだり、なぜかその水を下着姿で…

未経験者歓迎！紙を拾って集めるだけの簡単なお仕事です♪私服勤務OK！ 奇妙なコンビが送る、ポストアポカリプスコメディ（？） 「私はこの仕事気に入ってるんです。だって命懸けで世界を…