しかしその才能は確かに有った

 ジャニーズ事務所の長年抱えてきた性犯罪が問われるようになって久しい。

 もうしばらく先には社としての(?)公式見解も発表されるらしい。

 少なくとも一定以上の年齢の人なら30年少し前にあった報道にふれてもいよう。

 「どうでもいい」「芸能界なんて元々性産業の延長線」「喜多川が死ぬまでこれ以上の深堀りは無いだろう」

 そんな感覚が支配的だったことも知っておろう。

 そこそこの人気者たちは「知らなかった」「関係なかった」と口をそろえるが、被害にあってないはずがない。

 金勘定で知らぬ存ぜぬを決め込んでいるんだろう。

 そんな感染症の危険がある気持ち悪い話も視点を変えると、ひとつ面白いものが見えてくる。

 極度に悪質な稀代の性犯罪者、喜多川の選んだ悉くが世の若い女性に受ける容姿だったということだ。

 奴の目は、欲情が選り好みをする女性の「目」だったということだ。

 奴がもし女性に生まれていたなら、そもそもこんな歴史はなかったかもしれない。

 性的多様性なんて認める必要はないし、股間のあるなしで性区別をする以上の対策なんて必要ない。

 「そんなことはない性的少数者の権利拡大は21世紀の今だからこそ取り組むべきだ」というなら、奴の仕出かした数々の虐待も含めて、奴を愛してやるが良い。

 哀れなのは被害者だが、奴もまた憐れよな。

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