TVは芸を腐らせる

 この人のことは知っていたが、なんか一過性のブームを引き起こしていたのでTVではみなかった。



 https://www.youtube.com/watch?v=W4i4KmcSmws



 もう、日本の若者で、彼の芸でお腹を抱えて笑う人はいないかも知れない。

 でも、異国の舞台で爆笑をかっさらっているのは、尊敬に値する。

 かつてレイザーラモン・HGが、確か北野武に「TVなんかでやっちゃってもったいない、地方のキャバレー回れば一生喰っていけたのに」といわれて「え、え、どういうことですか、詳しく聞かせてくださいよ」と食いついていたのを思い出す。



 夢だけじゃお腹はふくれないから。

 HGも相方がRGと名乗ったりして、くっそ面白くない漫才とかで頑張っている。

 漫才師は必至さがいい。

 特にM-1なんかに出てくる人達はみんな必死でいい。

 御正月ののんびりした演芸番組も悪くはないけど、なんか余計な組み合わせを始めたりとか、世間話を始めたりとか、とにかく間が悪い。

 引き延ばし感がありありと臭ってきて臭くて仕方がない。

 漫画も出だしは線も荒々しくて勢いが前面に出てるけど、少し売れてくると書き味が変わって直線と直線で書き始める。

 そうなるともう駄目。

 でも、パトレイバーを連載していた当時にサンデーで旗を揚げた漫画家さんは、なにかと書き続けてきてくれていて、読みたいなあ、という漫画も多い。



 芸で輝いて居る芸人さんは格好いい。

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