なろうで執筆し、完結させた拙作『徹攻兵「アデル・ヴォルフ」』ですが、カクヨムで読者様の反応に恵まれて、カクヨムでの活動も大事にしたいと思っています。
で、いま、三つの進め方のどれを選ぼうか迷っているんです。
■その1、ネタばらし編への延長
拙作『徹攻兵「アデル・ヴォルフ」』はSFよりの完全に独自の設定の世界観です。
もちろん、読み手の方に向けて書いた作品なのでお読みいただくことでご理解いただけるよう私なりの工夫は凝らしたつもりですが、作品のリズムの中で描ききれなかった要素もあります。
それらの要素に触れつつ、時には私の好きな商業作品のレビューに脱線しつつというネタばらし編に延長することも考えているのですが、折角シリアスよりにまとめた本編&外伝の世界観を壊してしまうのではないかとも考えているのです。
「語りすぎない美徳もあるよな」
という思いが、ネタばらし編へ進むことをためらわせています。
■その2、旧作の公開
十五年以上昔、まだ、個人でWEBサイトを持つのが当たり前で、ブログなんてなかった頃に、WEB上で書いていた旧作があります。
一話当たりの文字数もそんなに多くなく、カクヨム向きかなー、とも思うのですが、私の趣味が百パーセント遺憾なく発揮された文章で、その、読み手のことを思いやっていない文章なのです。
……これ、つまんなくね?
という思いがあり、「いまさら旧作の公開もねえ……」とためらわせています。
■その3、新作への取り組み
一応の完結をみた拙作『徹攻兵「アデル・ヴォルフ」』ですが、スピンアウト作品をいくつか考えています。
一つが
狼を狩る狼「ヤクト・ヴォルフ」
もう一つが
王立女子士官学校「アデル・ヴァイス」
で、えーとですね、その、アデル・ヴァイスの構想を着々と進めているんですが、えーとですね、あの、その、アデル・ヴァイスはガールズラブよりの作品なんですよ。
もちろん徹攻兵は出てきますよ。アデル・ヴォルフのスピンアウト作品ですから。
でも、我が身を振り返った時に、「四十八歳の鬱病おじさんが描く、徹攻兵の出てくるガールズラブ作品って、どこをめざしているんだ」という思いがふつふつと湧いてくるんですよ。
つまり
・ネタばらし編で世界観を壊す(かも知れない)
・旧作公開で読者様の反応を得られず落ち込む(かも知れない)
・新作のコンセプトで迷走していく(間違いない)
このどの道を選ぶのが一番、おもしろおかしくリアルの苦悩を忘れさせてくれるのか、かなり真剣に悩んでいます。
……週末、しっかり考えてみますね。
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