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「武州・悪党狩り」土方歳三・商売日録 公開しました

以前の近況ノートで告知していた土方歳三を主人公とした小説を公開した。

この物語は「新選組外伝 永倉新八剣術日録」の姉妹編で、永倉新八の小説より、さらに二年前、安政二年の武蔵国を舞台とした話である。

歳三といえば、いまだに司馬遼太郎の作品背景に範をとった作品が主流で、それから本質的に抜け出した話を、読んだ記憶がない。あの小説が書かれてから、すでに半世紀以上すぎているのにも関わらず、だ。

そして、武州の地誌、千人同心などについて、きちんと考証しているとは思えない作品が目につく。たしかに『燃えよ剣』は名作ではあるが、明らかな間違いが多い。

武州に生まれ、現在も武州に暮らす者として、そのあたりは、できるかぎり正確に描写したい――と思ったのが、この作品を書いた動機である。

こちらの小説にも「新選組」は出てこない。新八の話が群像を描いた作品だったのに対して、歳三ひとりに焦点を絞った活劇だ。

こちらの作品は「カクヨム」にて初公開なので、ゆるやかに更新する予定である。

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