カレーのルーをかける蓋なし魔神のランプ的な銀の容器と、七面鳥などの豪勢な料理を覆う銀の蓋の名称、なんて呼ぶのですかね。
毎回調べては忘れる筆頭です。本当に。外食では見るけど普段使いは絶対にしないから、気になる頃にはまた忘却の彼方……のループなのです。
たぶんこれは枕草子でもネタになるレベル。「忘れがちなるもの」って出だしで「カレー入れたる器」、「大皿に被せたる蓋」とか書かれてそうです。清少納言、現代人でも共感できる感性してるしきっとどこかの折に書いていたはず。伝わっていないのは途中で紛失したか何かなんだ←
調べてみたらカレーの容器はグレイビーボート、蓋の方はクロッシュと呼ぶそうです。カレーの容器は元々、グレイビーソースなどの料理にかけるソース類を入れていたものだとか。日本に伝来した時に絶対誰かが勝手にカレー入れたろ。
たぶんまた忘れます。
カクヨムコン、始まりましたね。わたくしめも短編で参加しようと思い立ちました。
それがこちら ↓↓↓
『微笑む牙』
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https://kakuyomu.jp/works/822139840437456361>
――――おとぎ話の狼は森から離れないなんて、誰が決めた?
森に迷い込んだ赤いずきんの少女と、気まぐれに助けた森の狼。そこから誰も知らない秘密の逢瀬が始まった。
人間と狼。信頼と思慕。許され得ぬ恋が静かに、心の底で狂おしく芽生える。恋い焦がれた末の、歪んだ末路。
ジャンルはホラーです。うーん、今のカクヨムのホラーの概念とちょっと違うかもですが。
世界観が森だし童話風なので『月狩りの森』と似ておりますが、こちらはダーク度が高いです。というか、歪み! 歪んでおります。
カクヨムコンの短編部門は1万字以内だそうなので、頑張りました。しめて9924字(予定)
リュジニャンしかりラファイエットしかり、私が書くと愛憎的に歪んだ人物が小説内に散見されるのはどうしてでしょうか。個人的にはドラロッシュが歪みの最高峰だと思っているのですが上には上がいそう。なんかまたやばいのが生まれる気がする。
話逸れますけども、ドラロッシュの「アン。クラウディアン。俺の。俺の聖女。忌まわしいあの女と同じ顔つきの」という独白、結構お気に入りです。奴の歪みに歪んだ執着をこの中に落とし込めたので。
そんなこんなで『微笑む牙』、初回は第一話が少ないこともあり2話更新です。お楽しみいただければ幸いです!