秋は隠れた恋の季節だそうですね。
わたくしめもそんな恋の雰囲気に流されているのか、圧力鍋に憧れを持ってやみません。
圧力鍋、素敵な響きです。圧力鍋で煮込まれた料理の写真を見るたびにため息が出ます。美味しそう。具材がほっくりほっこりして柔らかく火が通ってお肉やお魚もその熱に陥落して我が身をとろけさせるなんて最高じゃないですか。しかも旨みも内部に閉じ込められるという良いこと尽くめ。
当初は普通のお鍋さえあれば充分、と思っていたのですが自炊を始めてから猛烈に圧力鍋が欲しくなっております。なんでしょうね、いざ始めてみるとそれに関わる色んな用品をそろえたくなる初期の現象。しかし圧力鍋……欲しい……(ごくり)
メジャーと呼ぶには首を傾げちゃうところがございますが、未来の紫な式部に「いづれの御時にか、炊飯器、電子レンジ、数多さぶらひ給ひける中に、いとやんごとなき家電にはあらぬが、優れて時めき給ふありけり」なーんて文章でもって讃えられる日がくるんですよきっと。
……その流れでいくと圧力鍋、他の家電に虐げられない? という疑問が湧くでしょうがその点についてはわたくしめが最初に浮かんだものですので黙殺させていただきます←
ホットプレートあたり、鉄板に残った食材の屑を集めてぶちまけるとかの嫌がらせしてきそうですね。ハンドミキサーなんかもフルパワーで「うぉりゃあああああ!」って賞味期限切れの牛乳かき混ぜて周辺に撒き散らして圧力鍋の行く手を阻みそう。奴らならやりかねん(なんで?)
『冷血帝の二度目の婚姻』、毎日更新頑張っております ⇒
https://kakuyomu.jp/works/16818792439420382545 5万文字以上という最低限のノルマも達成しました。あとは走り続けるだけ……!
なんだか陰謀? と言いますか、燃えそうで燃え盛らない火種の焦げ臭さが匂うような、そんな展開に進みつつある予感(どゆこと) 嫁いで幾許と経たないアリアドネ、切り抜けられるか!