「お、お前は一体何者なんだ……」
「アン、俺か?」
最後の力を振り絞るようにして発した鳴神の言葉に対し、彼女は一瞬だけ僕に視線を向けて男勝りな態度で腕を組み、力強くこう断言した。
「俺の名は時生翔子。ただの……翔の従姉弟だ!」
(第三章トンネル効果 俺は翔の従姉弟だ から抜粋)
今回は、私の代表的長編SF小説であり、思い入れのある「からむ量子のアモルメカニカ」から、タイムスリップして男から女になった主人公でありヒロインの、時生翔子です。
なぜそうなったのか、これには量子の性質が絡んできます。昔の自分に出会ってしまうので、性別が変わってしまったのですね。
A Iはほんと気まぐれで難しい。自分の場合はナンちゃって絵師なので、多分これからも、ゆるい感じで自分だけのために描いていこうと思います(^^)