しちみです。マンションと工事と騒音問題は切っても切り離せない。ノイキャンイヤホン大活躍。
『マーレファ奇譚』最終話の公開が完了しました。なんかやばい&中途半端なところで終わっていますが、このお話はこれで完結です。というわけで、恒例のあとがきのようなもの。ネタバレ注意です。
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某戦記小説の影響か、中東っぽい地域を舞台にしたお話を書きたいとずっと思っておりました。それを形にしたのがこの『マーレファ奇譚』そしてこのシリーズです。
いろいろと新しい境地に挑戦し、そしてそのぶん反省点も多く見えた作品でした。
まず世界観。資料と想像力が圧倒的に足りない(ガクガク)
足りない部分は、だいぶんネットに助けられたりもしました。そして現在も絶賛収集中です。
そのためいつもより描写に時間がかかることが多く、それ自体が更新頻度に影響してしまいました。まあ、途中で私がメンタル不調になったのも原因のひとつなのですが。いやほんとすみません。
あとは主人公ですね。シャハーブみたいな性格の奴を主人公に据えたのが初めてだったので、作者の方が彼に振りまわされてしまった感じがありました……。いつもの自分とあまりにもかい離していたからか、随所で「え、おまえそんなこと言っちゃうの!?」と作者の方が怖がってしまって。思いっきり動かしてあげられなかったです。ここは結構反省しています。
無表情な子どもことフーリの方は書くのが楽しかったのですが、彼はどのていど人間っぽさを出すか悩みました。そのため、よく見ると言動が安定していません。
逆に書くのが楽しくて、かつ楽だったのはモナですね。元気っ子はいいぞ。彼女の出番はこれきりになってしまうのですが、彼女の影響はシャハーブ達の中に残り続けるでしょう。
悪かった部分ばかり挙げてきましたが、逆にこの作品を書いたことで、自分の中でだいぶ世界のイメージが固まりました。これは今後に活かしていきます! 頑張る!
さて、あの終わり方からも分かるように、『マーレファ奇譚』は終わりますが、シャハーブたちの物語はこれで終わりではありません。むしろこれからが本番だ!
「時代ひとつ、渡るかな?」と彼が冗談めかして言っていましたが、実際時代を渡ります。今後の作品では主役の座こそほかの人に譲りますが、確実に明るく暗躍していきます。そしてときどき表に出てきます。
次回は、今作から約六百年後(!)。断章で滅亡の憂き目にあったイェルセリア王国の後継の国から始まる、青年と少女の交流と旅の物語です。
さっそく準備にかかります。
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また、『マーレファ奇譚』にAzuriteさんよりさっそくレビューをいただきました。
いつも素敵なレビューをありがとうございます……! もうこれが公式のあらすじでいいよ!(こら)
続編も、これから書いていきますので、お待ちいただければ幸いです。
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最近創作意欲が戻ってきたので、これからはもりもりいきます(多分)