うがみんしょーらん、麓です。
先日の土曜日に、民謡大会出場のため東京に行ってきました。
久しぶりに行った東京ですが、相変わらずあの人の多さ、電車乗り換えのややこしさに右往左往して「おのぼりさん」丸出しでした。
結果は残念ながら入賞ならず。
さすが全国大会。ハイレベルな戦いでした。
ただ、そんななか、思いのほか高い評価をいただけて十分満足です。
嘘です。
めっちゃ悔しかったです。
もう少し頑張っていれば手が届いたかもしれない「入賞」というステイタスが、両手からこぼれ落ちた瞬間にこの一年が「終わった」という寂しさに浸食されました。
まあ、そのうち愚痴めいたエッセイでも書きましょう。
さて、街コンなどで多数のレビューをいただきました。
ありがっさまりょーた。
久しぶりにお礼のコーナーです。
と、その前に。。。
街コン、結局「ランキング」やっちまいましたなぁ。
いや、気持ちはわかるんですよ。
人気のある作品を前面に押し出したいというね。
今回は読者選考(=ランキング)は関係ないという触れ込みだったのに、結局それかよと。
選考に関係しないとはいえ、ランキングが出るとやはり人は上を目指したくなるものです。もちろん、それがいいように作用すればいいですが……
まあ、いってもしょうがないですね。
では気を取り直して、今週もレビューをいただいた皆様、本当にありがとうございました!
「石畳の坂の途中で」にレビューをいただきました。
笹村 さま
ご無沙汰しております。
人気の温泉地である由布院(湯布院)からさらに山奥に行った鄙びた温泉地、湯平への旅情を感じていただければ幸いです。
昔、レンタカーではいってみたのですが、いつかボンネットバスでのんびり訪れてみたい場所です。
最後のやりとり。
私も大好きです。あれが書きたくて、2350文字ほど必死こいて書きました(笑)
兎 愛海 さま
レビューありがとうございます。
もったいない程のお褒めの言葉、恐縮です。
男二人と女一人の三人のバランスって、すごく不安定で、どちらに転ぶのか本当にハラハラとするんですよね。
今回も、そのバランスが崩れるのかと思いきや……
裕子の決意が私は好きです。
仁はその決意に数十年の時間を経て応えたのかなと思います。
uta@ さま
帰る場所があることの素晴らしさ。
本作では仁は本当は帰る場所がないとおもっていたはずです。
だけど、そうではなかった。
人が帰る場所は何も「家」ではないんですよね。
「心」に帰るというか、やっぱり人と人。結ですよね!
私は島に行ったらぜひ闘牛について取材したいです。
あれは壮大な物語ができると思います。
「TSUMUGI ~紡ぎ~」にレビューいただきました。
夢見るライオン さま
大島紬の工程については、この作品でも書ききることができないほど、細かくて気の遠くなる作業なんです。
私は奄美に行くたび、必ず大島紬の工場や工房を訪ねます。
あの糸の芸術ともいうべき大島紬の作業場は本当に感動的です。
国内では着物の需要が少ないですが、海外では十分に「芸術品」としての活路があると思うほどです。
このラストシーンは映像的要素と未来へ紡ぐという意図を入れたかったんですよね。
なごんでいただけたら幸いです。
夷也荊 さま
素敵なレビューをいただいてありがとうございます。
主人公の名前は実はすごくこだわっています。触れていただいてありがとうございます。
この文字数でどうやって作品に入り込ませるかを考えて、音にしました。
工房での機織りの音。
変にこねるとかえって陳腐になりそうで、どストレートにしましたが、そこを評価いただければ本当にうれしいです。
「南方奇譚 ~奄美に伝わる物語~」にレビューいただきました。
氷月あや さま
この作品は、私が書いた街コン作品でも一番苦労して、また、悩んだ作品でもありました。
伝承をいかに物語的に仕上げられるのかがポイントだと思っていたのですが、、、
やっぱり難しかったです。
氷月さまが気に入っていただけたのであれば、それだけでも書いた価値がありました。
そのほかにも★や♥の応援、フォローなどをいただいた皆様、本当にありがっさまりょん。
街コンがランキング発表をしたことで、なんとなく純粋に楽しめなくなってきた自分がいます。
読むことではなく、書くことに。
このコンテストは地元愛や郷土愛、旅先での感動などが凝縮された素晴らしい作品がたくさんあります。
それは★の数で評価されるものではないものだとおもいます。
もちろん、私は良いと思った作品には★やレビューをつけています。
それは「無償」で良い作品を読ませていただいた、最低限の「対価」だとおもっています。
(カクヨムから「みんなが読みたくなるように」「思いやりのある表現で」と注意書きがあるのが気になりますが。クローズドのメッセージがあれば、希望者には毒舌レビューもできるのにね、まあ、欲しくないでしょうけど)
杞憂であればいいのですが、この街コンが★の投げ合いにならないように願います。
ただ、本当に良い作品がたくさん埋もれています。
少しずつではありますが、読み進めていきたいとおもいます。
今回は長々失礼しました。
では、また。
ありがっさまりょーた。
麓 清